こんにちは!亀吉です!
株の配当金、ちょっともらえただけでも嬉しいですよね。「これが“資産所得”ってやつか!」なんて思いながら、ついついニヤけちゃう。だけど、そこに立ちはだかるのが…そう、税金です!

でも大丈夫!日本には「配当控除」という、配当金にかかる税金を軽くしてくれる仕組みがあるんです。今回はこの「配当控除」について、初心者にもわかりやすく、楽しく!説明していきます。


◆ 配当控除ってなに?

ざっくり言うと、配当控除とは「株でもらった配当金に対して、ちょっと税金を返してくれる仕組み」です。

株の配当には、すでに企業が法人税を払った後の利益から出されています。
なのに私たちもまた所得税・住民税を払うって…二重課税じゃん!ということで、それを少し緩和してくれるのが「配当控除」なんですね。


◆ どうして配当金に税金がかかるの?

株の配当金を受け取ると、通常「20.315%」の税金が源泉徴収されます。

  • 所得税:15.315%

  • 住民税:5%

たとえば、配当金が10万円あったら、約2万円は自動的に税金として引かれ、手元にくるのは8万円ちょっと。
「うわ、思ったより少ない…」と感じたことがある方も多いのでは?

でも!確定申告をすれば、「配当控除」が受けられて、戻ってくることがあるんです!


◆ 配当控除が使える人・使えない人

◎使える人

  • 株の配当金を「総合課税」で申告する人

  • 年収が比較的少ない人(所得税率が低い人)

×使えない人

  • NISA口座での配当(そもそも非課税)

  • 配当金を「申告分離課税」で申告した人(所得税や住民税は別枠で計算される)


◆ 配当控除の計算方法(超やさしく解説!)

【例】あなたがもらった配当金が10万円だった場合

「総合課税」で申告すると、課税所得に応じて控除がもらえます。

所得税の税率 控除率
〜695万円 10%
695万円超 5%

つまり、所得が695万円以下なら、
配当金10万円 × 10% = 1万円 が所得税の控除対象になるんです!

住民税については一律 2.8%
10万円 × 2.8% = 2800円 控除されます。


◆ 配当控除を受けるための手続き

「配当控除、いいじゃん!」と思った方、実際に受けるには【確定申告】が必要です!

▼流れはこちら!

証券会社から年間取引報告書をもらう
 → 1月末〜2月初めに郵送やWebで確認できます。

配当金を総合課税で申告するか決める
 → 通常は「特定口座・源泉徴収あり」になっていますが、「総合課税で申告する」と選べばOK!

確定申告書を作成・提出!
 → 国税庁の【確定申告書等作成コーナー】が便利!
 → e-Taxなら郵送不要、マイナンバーカードがあればスマホでも申告可能♪

還付金が戻ってくるのを待つ!
 → だいたい1ヶ月くらいで指定口座に振り込まれます♪


◆ 総合課税 or 申告分離課税、どっちがトク?

これはズバリ、あなたの所得次第!

  • 所得が低い人(課税所得330万円未満など)
     → 総合課税+配当控除で税金が戻る可能性が高い!

  • 所得が高い人(課税所得695万円以上)
     → 配当控除のメリットが少なく、申告分離課税の方がトクなことも。

💡シミュレーションが大事!
確定申告の前に、国税庁のサイトや「税金計算アプリ」でざっくり計算してみるのが安心です。


◆ ちょっと気をつけたいポイント

✔ 配当金の申告方法は「株の売却益」とセットで考える
 → 売却益もあって、損してるなら「損益通算」もできるかも!

✔ 住民税の課税方法は別で選べる
 → 確定申告で「総合課税」にしても、住民税は「申告不要」とすることで、国民健康保険料などの負担を軽減できるケースも!

✔ 配偶者控除や扶養判定に注意
 → 配当金を総合課税で申告すると、所得に加算されてしまうため、扶養から外れてしまうことも。要注意!


◆ まとめ:配当控除は使いこなせば「おトクな裏技」!

  • 配当控除は、「配当金にかかった税金の一部を取り戻せる」制度

  • 所得が低めの人ほどおトク!

  • 確定申告で「総合課税」を選ぶことが条件

  • 面倒に見えるけど、実際はやってみると意外とカンタン!


「配当金ってもらえるだけでラッキーだと思ってたけど、ちゃんと手続きすればもっと得できるんだ!」と思ってもらえたら嬉しいです。

せっかくの不労所得、税金に無頓着ではもったいない!
来年の確定申告では、配当控除をしっかり活用して、「おトクな投資家ライフ」を送りましょう♪