☆Smile | 『砂肝日記』

『砂肝日記』

      (・・)
酔っ払って明け方になると話をしたくなるのです。
心底無価値な人間がくだらないことを書いてます。

  ・・・読まないでください・・・

日々いろいろなことがあって、このことは忘れないように
この日記に書き留めておかないといけないな・・・と、、
何かあるたびにそう思う。

でも少し時間が経つと、人様にはこんなこと、くだらないことかもしれないな・・・と、、
そういうふうに思えてきてしまい、書き留めてることを止めてしまうんだ。
でも、自分にとってはいつまでも特別な出来事のままなんだよ。

だから、出来るだけ迷わずになんでも書こうと思う。
この日記は自分のためのものなんだから・・。

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最近、稼働している店の楽器のメンテナンスをやってるんだ。
ギターをキレイに清掃して、弦交換して、全体の調整をする。
全部で20本以上あって、1本につき30分くらいはかかるから、先の長い話だね。
ちなみにこの仕事はまったくの無償。

仕事で使う楽器が手垢だらけなんだ・・。
もう何年も前から、問題であることを指摘してきたが、一行に解決しない。
だから、自分が申し出たわけだ。

一度に1~2本くらいしか手入れしてやれないが、キレイにしてやったギターは
確実に喜んでいる。オレにお礼を言っている。
純粋にギターが好きだった時代を思い出させてくれて、逆に感謝したい気持ちになる。

全部掃除するのに1年くらいかかるかもしれないが、地道に続けていこうと思う。

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昨日は体験レッスンなんてぇものもあり、自分としては相当に早起きしたんだ。
睡眠時間は3時間くらいで・・・日曜はそれが普通。
お弟子さんたちは皆個性的で暖かい人たちばかりで、いつも勉強になる。

だから自分は全力で仕事をする。全力で仕事をするとまったく疲れない。
声はガラガラなり、空腹で倒れそうになるが、身体はまったく疲れない。
何事も全力で取り組めば、疲れることはない。

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帰宅してピョン太と散歩に行く。もう5,000回くらい歩いてる住宅地。
日曜のこの時間は特に人通りが少ないんだ。
でも、我々の前に珍しいことに二人の女子が並んで歩いていたんだ。

女の子・・・といっても、20代後半から30代なのかな・・・そんな印象の二人。
ひたっと寄り添って何も話さずに歩いていく。駅に向かっているようだった。

自分は他人様をジロジロ見たり、関心を示したりするような最低な人間ではありません。
でも、その時はなんだかその二人が気になって観察してしまったのです。ゴメン。

その道の終点に駅へと向かう下りの階段があってね、100段近い急な階段。
そこまで歩いた二人は無言でハイ・タッチした。その後、一人は階段を降りていった。

残った一人はいつまでも彼女を見送っていた。
何度も手を振って、きっと見えなくなっても、去っていった彼女を見送っていた。

その二人は、きっとカップルなんだろうな・・・と、直感した。
ものすごく強い、愛のオーラを感じたんですよ。

・・・・・

それでね・・・なんだか、もの凄く切ない気持ちになったのです。