絵本~せかいのひとびと | 絵本のとびら

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11歳の娘 19歳の息子がおります 大好きな絵本の世界の扉のさきにあるような 素敵なものを探せたらと思い 始めたブログです
しかし最近はもっぱら『おでかけブログ』になっちゃっております

 

せかいのひとびと
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この本は 娘みみこが 「ほいくえんに おもしろいごほんが

あるの」と 教えてくれて


図書館で借りてきた 大型絵本です



読んでみると これが なかなか すばらしい本でした




地球には 60億人もの人がいるけれど


同じ人ってひとりもいない


体のかたち 肌の色 目 鼻のかたち 髪の毛

着るもの あそび 住んでいる家 行事 嗜好 宗教

言葉 文字 

同じなのは うまれた時 小さく さいごは 死ぬということ

これらが まるで図鑑のように わかりやすく描かれています

そして 

「りこうな人もいるし そうでない人もいる たいていは中ぐらい」

とか



「たいていの人は しんせつでいい人だけど なかには悪い人も


少しはいる」 とか



「たいていの人は みんなで なにかするのが すきだけど


一人でいることが すきなひともいる」


などということも 書かれています



「でも みんな 同じ地球でくらし 同じ空気をすって


同じ太陽にてらされているんだ」 と



「だれもが ぜんぶ同じだったら 死ぬほどたいくつ」



そして 最後に


「ほらね わたしたちが みんながみんな それぞれ


こんなに ちがっているって すてきでしょう?」 と


しめくくっています




私たちが 住んでいる 地球には こんなにも


さまざまな 人々がいて 暮らしや 考え方も違っている ということを


子どもたちに 感じとってもらえる とてもよい本だと思うのと同時に



大人が読んでも 十分面白い内容で


私などは 改めて 驚かされたり 気づかされたり 納得させられたり


感心しきりで 読み入ってしまいました



私の大好きな  金子みすずさんの「わたしと小鳥とすず」の詩を


思い出しました



ついつい 自分や子供を 他の人と比べてしまっていたことが


恥ずかしいです



みんなちがって みんないいんですよね