少し、ジャンルには無い話を一つ。

 

私が過ごして来た、6年前の話をします。

 


私は6年前、東京にある、きものの専門学校に通い、そこで3年間通った。

そこでは、和裁はもちろん、着付け・染め・ヘアメイク・きものの歴史など、色々学んだ。
元々私は編み物や絵など、細かい作業が好きで、挫折して行く中、頑張って難なくこなす事が出来た。

最初は、自分サイズの着物を着れる!という気持ち程度で学んだ。けど、次第に、和裁の世界にどっぷりハマって行った。

 

3年目の就職活動の際、舞台衣装製作一本で絞ってたけど、私の力不足ですべて落ちてしまった。

和裁士になろうと考えを改め、一度、東京某所の和裁所のインターンに行ったけど、3日目の最終日に所長さんから「男性は受けてないんだよね」って言われてショックを受けた。(先に言えよって一緒に行ったクラスメートに愚痴って、共感してくれた。ちなみにそのクラスメート二人はそこには入らなかった)

 

しかし、申し訳ないと思ったのか、神奈川の和裁所の事を教えてくれたけど、引っ越すつもりは無かったから、諦めた。その他の和裁所にも行ったけど、女性だけを受付だったり、和裁業界がもう女性社会になっている事を知らされた。

元々男性も多かった職業だったのにショックだ。


それでも諦めきれず、東京の和裁所にチャレンジし、即採用をくれたけど、給与が低かったので諦めた。やっぱり結局は金だよ、金!!給与が良くないと、仕事をするつもりはない。

 

給与の見返りが仕事なんだよ。それが世の中だよ。

 

看護師や医者は、命を守る仕事だけど、その人たちの給料が良いのは、命を守る代償として与えられているから。高い給料をもらってるから命を守る。それが世の中だ。

話が逸れたね、2月に入っていよいよ卒業ギリギリの時、最終的にブラック企業の呉服屋に入ったけど、そこでは海外仕立てが売りで、お客は海外仕立てを目当てに来店する。国内仕立てとの差はおよそ4万円の差。そう比べられると海外の方を選ぶのが人間の心理。

私はそれを目の当たりにし、とても残念に感じたよ。

国内仕立ての良さは私には分かる。まぁ、はっきりとはここでは説明しずらいけど、仕立ての丁寧さが日本人にはある。くそ真面目というかなんというか。

 

海外が悪いという訳ではないが、海外は分担作業をしている。それが安い所以なのだけど、そうすると、もし失敗が見つかったらその人が直せない。

 

でも、日本の和裁士はそれが無い。分担はせず、人ひとりが縫う。

 

気に食わなければまた最初っからやれる。(まぁ、そんなこたぁまれだけど)

 

 

事実、和裁士の仕事は難しい。給与は安いし、料金も安い。

けれど、着物を着たい人の手助けをして差しあげたい。その思いが強いから、安くても受け入れるんだよ。

 

私はいつか、先生になりたいと思っている。着物の先生に。

 

その夢を果たす為には、まず、「東京商工会議所 和裁検定」の1級の資格を受けなければならない。まずそこを果たさなければ、人に教える事は出来ない。

 

このブログを読んでくださっている方々が、少しでも応援して下されば、幸いです。

 

とりあえず、こんなことかな。

 

またブログ書きますね!!

 

では!!

 

sHo