先週、 やっと 夏の終り 映画鑑賞してきました。
出演者 満島ひかり 綾野剛 小林薫さん他
シネマトゥデイより。。。
解説: 作家、尼僧として活躍する瀬戸内寂聴さんが自身の体験を基につづった
ロングセラー小説を、 映画『海炭市叙景』の熊切和嘉監督が映画化。
妻子がいながら不倫を続ける年上の男性作家、昔関係のあった女性にさまざまな感情が芽生え苦しむ年下の男、その二人の間で揺れ動く女性が織り成す三角関係を描く。。。
それ以来知子の心は揺らぎはじめ、慎吾との関係を継続させつつも
涼太と以前のような関係に戻ってしまい……。
感想。。。?
綾野剛くん他、私が好きな俳優さん 三人 が出ているので、、
予告編などを見てかなり期待していた
映画だった。。。
キャッチコピーは。。。
年上の男との 包み込むような 穏やかな愛の生活。。。
年下の男との 愛欲。。。
どちらも私を満たし、 そして 心を乱す。。
なんとも 理解できそうで できない世界。。??
そして、現実的なようで、現実的でない世界。。。??
知子と小杉慎吾は、 当時でいう、妾の関係。。。
慎吾(小林薫さん)は定期的に、本妻と知子(満島ひかりちゃん)との、
別宅を半々で往復しており、存在は妻も公認。
慎吾は作家で、編集者も別宅に足を運ぶ、かなり公 ・オープンなつきあいをする。。。
以前、 知子が議員と結婚していた時、 プラトニックの恋におち、妻子を捨て、
家を出る。。
その後、絵、 版 の世界で 女・知子はしっかりと身を立てている。。
知子は、家に慎吾の妻から手紙が届いて、心中を かき乱される。。。
しかし、 慎吾の妻のところへ送り出す時、 いつも以上のことをして、ちゃんと送り出していく。。。
そんな時に、 以前恋に落ちた知子と涼太(綾野剛くん)が再会。。。
知子は、心のさみしさ・苛立ちを埋めるように、 自分勝手 ★わがまま に
涼太に会いにきてという。。。
二人の関係復活。。
でも、 愛欲に落ちるという感じでもない。。。??
友子の心は、慎吾だけで埋められているのか。。?
でも、 慎吾を独り占めできない知子は、 銭湯に行くふりをして、慎吾の目を盗んで、
涼太に会いに行く。。。
知子は、ふしだらで淫らでどうしようもない女、自分勝手な女。。。でも愛しい人。。。。
そして。。どうしようもなく 不器用で まっすぐにしか生きられなかった女。。。
満島ひかりちゃんが、 この深層心理のような、複雑な心情を熱演しています。。。
原作は、もう少し、年齢が上なんですが。。。
涼太は、 知子 が大好きなのである。。。
綾野剛くんが、 一途でまっすぐすぎる。。。まだまだ幼稚さ・稚拙さも残す。。。?
そして直情。。?女々しい?ような嫉妬心を
露わにして、一人残されるみじめさもなども表現している。。。
慎吾は、 どういう思いで この二つの家を行き来していたのか。。。?と思う。。
小林薫さんは 大人の穏やかな静かな色気を表し、決して感情的にもならないのである。。。
しかしながら、 ここには 何ともいえない 空虚。。虚無感、絶望感 を
心に影を隠しながら。。。
寛容さとずるさを併せもつ。。。?
この三人三様の関係が、皆、心を掻き乱さられて、
なんとも痛々しくも感じるような。。。?なのである。。。
この物語。。なかなか心理的にも 理解しずらしい??物語です。。。
後半部分で 今の生活と 以前の生活を交錯させながら、 表現してるのだが、
私には、ちょっと映像的に、 わかりずらかったりしました。。
私の経験値がないから。。理解できないのか。。。?
映画的に 不完全燃焼?というか 悶々?。。。という 思いが、
少し。。。残ります。。。
文芸作品。。。
心の情感、心の情愛を表現した映画。。。
予告編がとても うまくできています。。。
以前からこれに かなり 私 は やられてしまっていた私。。。(笑)
しかしながら。。。映画は、それほど 描写的には、 過激ではないです。。。
この映画は、 各人の、きっと生きてきた人生によって、見たものの印象や、感情なども、かなり 違うように感じる映画でしたね。。。
夏の終り。。。
知子にとって、幸せだったのか。。。?
知子の 新しい出発が 始まる。。。?
そんな風に思える 映画でも ありました。。。
エンディング に流れる ジム・オルークの音楽 が 静かな時間と 新しい始まりを
奏でているようで、私は この 音楽が好きです。。。
文芸作品が好きな方、 満島ひかりちゃん 綾野剛くん 小林薫さんが
お好きな方には、いい映画だとは思います。。。
また レンタル が出たころ、 いつか? また見直してみたいと思います。。。
また時間経過とともに、 違う印象を持つかも。。。??