今回は、六代目 中村勘九郎襲名披露 九月大歌舞伎。
夜の部は、 女暫。 口上。 雨ごい狐。 雁のたより。
勘九郎さんの 雨ごい狐。
一番、気になっていたのが、
玉三郎さんが巴御前で、出演される 女暫でした。。。
坂東玉三郎さん。
そして、 女方若菜役の 中村七之助さんも、とっても おきれいでした~♪
解説。。。
女暫。。 特別むずかしい ストーリーがあるわけでもないかな?。
女ながらに武勇に優れた巴御前が、 源平の合戦で功をあげた範頼 が、
権勢をふるい、暴挙をきわめます。
そして、家臣 義高 らの命をうばおうとしたとき、
しばらく!との声をかけて、現れたのでした。。。
そして 勇ましくつらね述べ立て、義高らを救い、範頼の仕丁を成敗すると、
しおらしい姿をみせながら、舞台番に、六万を習い、恥じらいながら去っていくのでした。。。
一、女暫(おんなしばらく 配役
巴御前 玉三郎
舞台番 勘太郎改め勘九郎
轟坊震斎 翫 雀
女鯰若菜 七之助
局唐糸 吉 弥
手塚太郎 壱太郎
紅梅姫 新 悟
家老根井主膳 薪 車
江田源三 亀 蔵
猪俣平六 市 蔵
木曽太郎 進之介
成田五郎 彌十郎
蒲冠者範頼 橋之助
清水冠者義高 秀太郎
感想。。。
『女暫』
玉三郎さんの貫禄と美しさが光る作品です。
舞台にいる皆さんの衣装も、豪華で華やかで、美しくすばらしい。
舞台は、ほとんどの配役の方が、ずっと出ずっぱり。
なので、とっても 華やかなのです。。。
「しばらく」の一声とともに、花道から颯爽と登場する玉三郎さんの、強力無双の巴御前でした。
これがかっこいいのですよね。
単純明快なストーリーに、かっこいい主人公を配して、
歌舞伎の様式美や色彩美を堪能できる、とても華やかな舞台。
カタチの美しさを追及した演目という感じですかね。
最後に舞台番の勘九郎と玉三郎さんのやりとりが
なんとも、面白かったですね。
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