舞台 陽だまりの樹。大阪新歌舞伎座 (大阪市。地下鉄谷町九丁目。 近鉄上本町。
五月十九日の舞台みました。主役は上川隆也さん。吉川晃司さん。
この一か月内で、幻蝶(内野聖陽、田中圭さん)、シレンとラギ (劇団新感線。藤原達也さん)をみて、かなりテンポの速い演劇を観たので、イメージはがらっと変わりました。
新歌舞伎座は、大阪なんば から ここ上本町のビル内 (上本町ユフラ)に移転し、
周囲環境も、変わりました。
入口の旗、劇場内、構成やセット、客層が新歌舞伎座なだけあって、歌舞伎というか、
中は芝居小屋って感じでした。
手塚治虫原作で幕末の話です!
原作『陽だまりの樹 』はなかなかの長編らしいのですが、あの時間に短縮してもストーリーがきちっと流れていけるのは脚本の巧さなのかなあ~と。
二部構成で途中で三十分分程の休憩があります。
ロビーに出る際はチケットの半券を持って行かないと再入場はできません。
物販はパンフレット、新歌舞伎座限定 「陽だまりの樹」クリアファイルなど。
限定クリアファイル
お弁当は、 わらびの里、 和菓子は 竹路庵、など。新歌舞伎座特製 焼きもちもありました。
これは、温かく、新歌舞伎座のマーク入りのセロハンに包まれています。
舞台「陽だまりの樹」 が始まる時の プレスより。。。
上川隆也と吉川晃司がW主演を務める舞台『陽だまりの樹』が開幕した。原作は、81年から86年まで小学館「ビッグコミック」に連載された、手塚治虫の代表作の一つ。これまでにも日本各地の地元劇団により舞台化され、00年にはテレビアニメ化もされている。
脚本・演出を務めるのは、劇団「方南ぐみ」の樫田正剛。上川が演じるのは、医者の手塚良庵。良庵は実在の人物であり、手塚治虫の曽祖父にあたる。そして、吉川は、武士の伊武谷万ニ郎に扮する。対照的な性格の2人が、絆を深めながら、それぞれの立場で混乱の時代を生き抜く友情物語が描かれる。初日を前にした、上川隆也さんとと吉川晃司のコメントは以下の通り。
■上川隆也 ようやく初日を迎えることができました。幕末の話ですが、激動の時代の中を生きる人びとの姿は、今ご覧になっていただくとそれぞれ感じるものがあると思います。明るくて助平ですが、どこまでもまっすぐな男、手塚良庵を“好漢”と思っていただけるよう、最後真っすぐ演じたいです。どうぞ最後までお楽しみください。
■吉川晃司 幕末の話とはいえ、今とシンクロする部分が大きい。民衆をおろそかにした政治に牛耳られ、舵取りが利かないことに民は気付かない。今こそ「平成維新」が必要だということをお客さんと一緒に考えたい。僕は無骨で真っすぐで融通が利かない男になりきりたい。と。
●ストーリー
漫画家・手塚治虫が自らのルーツを描いた傑作マンガ、「陽だまりの樹」。時は幕末。開国から戊辰戦争、そして明治維新という大変革の時代の中、友情で結ばれた対照的な二人の若者がいた…。義に生きた男・伊武谷万二郎。腕は立つが世渡り下手の武士。倒れゆく幕府に忠誠を尽くす。情に生きた男・手塚良庵。女にだらしないが腕利きの蘭方医(らんぽうい)。原作者・手塚治虫の曽祖父。それぞれの信念を貫き自らの人生を切り拓こうとした二人の若者が、藤田東湖・勝海舟など歴史上の人物たちとの交流を経て成長する姿を描く幕末青春譚(たん)。主人公・伊武谷万二郎役は、吉川晃司さん。また手塚治虫の曾祖父・手塚良庵を上川隆也さんが演じる。
*タイトル「陽だまりの樹」とは、万二郎の心の師である水戸藩の学者・藤田東湖が、因習にとらわれ朽ちかけている幕府をたとえて言った言葉です
●出演
●義に生きた男・伊武谷万二郎(吉川晃司)万二郎は常陸府中藩に仕える、無骨で一本気の武士。曲がったことが大嫌いで、愚直過ぎて逆に損をするタイプ。剣の腕は立ち、我流ながら数多くの剣客を倒す。腐敗が進む徳川幕府を憂いており、倒れそうな大樹の支えになりたいと願うも、どうしていいかわからず苦悩する。激動の時代に翻弄される度に、主義主張を揺さぶられるが、己の生きざまを貫いていく。
水戸藩出身の学者・藤田東湖 を尊敬している。 舞台内でも その詩がよくでてくる。。
●情に生きた男・手塚良庵(上川隆也)手塚治虫の曽祖父に当たる蘭方医。父・良仙と共に種痘所の創設に奔走。直情型の万二郎とは真逆で、ちゃらんぽらんで女にだらしがない遊び人。だが、いざという時は脇目もふらず患者の命を救うために奔走する。その情が敵対視していた万二郎の心をほだす。良庵も時代の流れに押され、軍医として戦地に赴く。二人はおせきという女性を巡って恋敵となるが、次第に立場の違いを越え、お互いを認め合う。
● おせき (高野志穂)万二郎と良庵が想いを寄せる善福寺の娘。父たっての願いもあり、夫となる人には寺を継いでほしいと考えている。争いを嫌い、人の命をあやめる武士をあまりよく思っていない。ある事件を機に尼寺に出家してしまう。
● 父・手塚良仙 (石倉三郎)
吉川さんのガチガチの侍が、蘭法医のゆる~い上川さんに感化され、人の為に生きることを知るが、最後は斬り死にに向かう。吉川さんは、万次郎そのものだと思う。
二人の出会いは、運命的だが、とても互いに影響を与える間柄。
万次郎が、良庵 におまえに会えてよかった。。。 という場面。良かった~。
上川さんの、ゆるーい感じの遊び人風の時と、、いざという時は脇目もふらず患者の命を救うために奔走する医師の時の、このギャップもとってもよかったですね~。
二部構成で、 二部に結構アドリブがあり面白かった。
ちよっと受け切れてないところもあったが(笑)、それも 生。舞台の醍醐味かと。。。(笑)
石倉さん、アドリブ頑張ってくれていました(笑)が、ちょっと長いので、巻いていただいたほうがいいかと?思いましたね(笑)。
吉川さんのステージスタイルが一瞬観れるなんて思ってもいなかったので、驚き!ました。
もう名古屋ですね。。もう一度吉川さんと、上川さんに(観たい)会いたかったな ~♪
カーテンコールの時、幕が下りてから、なんどもまた幕があがり、コメント下さった上川さん。
上
裏方さんや、私たち観客にお話ししてくださって、感謝の言葉ありがとうございます。
こういうのって、素敵ですね♪ また、応援したくなりますね。♪
石倉さん、 締めの挨拶で、吉川さんに投げる時は、先に打ち合わせしといてくださいね。
吉川さん、びっくりしますから(笑)
吉川晃司さんにも、 万次郎に引き続き、硬派な感じで、 コメント頂き、上川さんとともに締めていただきたかったです。(希望)♪ きっと、女性客より魅力倍増ですよ(笑)♪
今後のお二人の活躍をお祈りし、応援していきたいと思います♪
●勝手にですが。。。
上川さんにやってほしい役。アドリブもかなりうまいので 現代劇でテンポの早いお芝居が観たいですね。
吉川さんには、引き続き、義に生きる武士役。 チームバチスタの時みたいに医師役。
硬派な感じの。観たいなあ~。
よろしくお願いしま~す♪
☆上川隆也さん。
代表作は、 大地の子、功名ケ辻(大河) 1995年 、NHK ドラマ『大地の子 』に主人公の陸一心役で出演した。原作者の山崎豊子 は当初本木雅弘 を主演に希望していたが、中国ロケが多くスケジュールの制約が大きいことなどから、スタッフが偶然情報誌で見かけた当時無名の上川に目をつけたという。後に「上川でよかった」とエッセイ『大地の子と私』で述懐している。台詞を覚える速さから「サイボーグ」とキャラメルボックス劇団員から評される上川は、中国語が大半を占めるこの作品に丸暗記で挑み、放送中から大きな注目を集めた。
たぶん、私と同じ位の年齢の方だったら? この大地の子のお話しは、ご存じの方も多いかも??ですね。 すごい!
☆吉川晃司さん。 以前、 あさいちプレミアムトーク 吉川晃司さんで、
五月に記事を載せておりますので、
"吉川晃司さんの魅力"
よろしければ、ご覧くださいね。
陽だまりの樹。5月19日の公演。大阪新歌舞伎座。吉川晃司、上川隆也さん。
お二人とも、かっこよかったです~♪