マリア(仮名)‥


彼女はフィリピン出身


世代的にジャパゆきさんと

言われていた農家の花嫁さん

右も左もわからんのに

遠い異国の地まで嫁いできた


日本の農家の嫁不足は今はどうなんだ?


日本人バイヤーがフィリピンの貧しい

地域へ行き日本人に嫁げば、実家に

仕送りもしてもらえると言葉巧みに

連れてくる昭和の産物


マリア(仮名)というフィリピン人の子が

農家の長男ハタケ君(仮名)の嫁になった


ハタケ君は地元の先輩

実家はかなり広範囲で農業をしている


マリアはとても良い子で

よく聞く反社の彼女で農家の嫁として

入り込み、騙そうとした

とはかけ離れていた

熱心なカトリック教徒で離婚は

絶対にしてはいけないという


そんなマリアと知り合ったのは

私が20歳の頃だった


自分の周りにカトリック教徒は

いなかったので、言葉は悪いが

新鮮だった



マリアは私よりもちょいと おねーさん


地元の友達の親がやっていたスナック

そこにハタケ君も出入りしていた

『俺の嫁〜』と紹介されたのがマリア


カタコトの日本語で一生懸命

話していたマリア

目がキョロキョロしていた

そりゃそうよね

日本に嫁に来て間もないし

知り合いもいない

いるのは酔っ払った大人子どもばかり

なぜか意気投合した私とマリア