さすがに前楽だけあって、みんなの気合いが入っている。
3回見た中で今回が一番前の席なのもあるけど、美が動いているという迫力がすごい。宝塚のベルばらは、映像で見るとストーリーの矛盾とか色々気になってしまうけど、劇場のキラキラ感の中で大芝居を楽しんで見るとやはり特別なものだなあ。
退団公演でもある貴重な公演を3回も見ることができてありがたかった。
今日の咲ちゃんは発光してたわ。
咲ちゃんフェルゼン、あーさオスカル、あがちんアンドレと役者が揃った感があるけど、一番の収穫は夢白ちゃんが大芝居もこなせることが分かったことかも。おそらく、彼女はリアルな芝居の方が得意なひとで、稽古場風景では苦戦してそうに見えたんだけど、見る度に大芝居に感情をのせるのが上手くなっていて、今日は見ている私も王妃さま!!ってなったもんな~。
あがちんの読書家ならではの冷静な分析も、すわっちのさすが多角的な視点から作り上げていく役作りも好きです。
サヨナラショーですが、できればもう少し娘役さんたちにも場面を!他の退団者のピックアップももうちょっとあってもよかったかな~。黒燕尾は男役の美学だし、かっこよかったのですが、これで終わり?と思ってしまった。それが咲ちゃんの美学なんでしょうけど。
フィナーレもそうだけど、ナチュラルに自分中心なんだろうな。それが、御曹子として育てられてきた人ならではの感覚なのかも。
しかし、今公演咲ちゃんすごい歌上手くなってると思ってしまった。元々下手ではないんだけど、ぬおっているところがあったのが、癖がなくすごく聞きやすかった。