2013年10月30日 星組 日本青年館 スティーヴンソン作 木村信司脚本・演出
舞台が現代ブラジルでジキルが自分に薬をつかった理由と過去の事件が結びついていてなかなか面白かった。
真風さん、コスチュームものもこういうスタイリッシュな現代ものもよく似合うな。
かなり音響さんに助けられている気もしたけれど、別人格になったときの表現もなかなか。
ご挨拶のときは泣いちゃってゆりかちゃんだったけど。
風ちゃんはふりきれた演技と歌のうまさで精神病患者を表現していた。
『精神が正常じゃないからといって減刑、ましてや無罪というのはどうだろう』って最後の方のジキルのセリフは木村先生の主張かな?
わたしも前からそう思っているところがあって・・・。精神病のことをよく知らないからかもしれないけど。
精神が正常じゃないから、別人格だからといって人を害した事実に変わりはないはずなのに。
精神異常だから罪に問えないなんて、被害にあった人たちが軽く扱われているような気がするというか、浮かばれない気がする・・・。