2013年6月30日
著者 佐藤賢一
発行所 株式集英社
フランス革命を考えるときいつも思うのは本当にここまでしなきゃいけなかったのかということ。それともやはりここまで突き抜けたからこそ、新しい時代になったのだろうか。
ロベスピエールがあそこまで恐怖政治を進めることができたのはやはり家族がいないからなのか…。
フランス革命の理念、自由平等友愛というけれど、その三つは決して並びたつものではなくて、自由と平等の対立は二十世紀まで続いてきたわけだけど(今も続いてるけど)ダントンの言葉のように、友愛はこの二つのバランスをとるものなのだろうか。理念上も現実も友愛がなおざりにされている気がする。
山岳派の考えは自由より平等に重きをおいているような感じだなあ。
これより少しあとになるけど、フランス革命の流れで生まれた「国民国家」という幻想がこの現代でまさに崩壊しようとしているような気がしている…
テロ組織の首領をいくら殺してもモグラ叩きみたいに新しいのがでてくるだけで、根本的な問題を解決しない限りテロは決してなくならない。けど根本的な問題は正義面しているののせいだしな。
幕末のドラマとフランス革命の小説と、どちらもその国での最も大きな変革期をみるとやはり、登場してくる人物が個性豊か過ぎて面白い。あれだけの面々を書き分ける筆力はすごい。
人が時代を変えるのか、時代が人を変えるのか…
著者 佐藤賢一
発行所 株式集英社
フランス革命を考えるときいつも思うのは本当にここまでしなきゃいけなかったのかということ。それともやはりここまで突き抜けたからこそ、新しい時代になったのだろうか。
ロベスピエールがあそこまで恐怖政治を進めることができたのはやはり家族がいないからなのか…。
フランス革命の理念、自由平等友愛というけれど、その三つは決して並びたつものではなくて、自由と平等の対立は二十世紀まで続いてきたわけだけど(今も続いてるけど)ダントンの言葉のように、友愛はこの二つのバランスをとるものなのだろうか。理念上も現実も友愛がなおざりにされている気がする。
山岳派の考えは自由より平等に重きをおいているような感じだなあ。
これより少しあとになるけど、フランス革命の流れで生まれた「国民国家」という幻想がこの現代でまさに崩壊しようとしているような気がしている…
テロ組織の首領をいくら殺してもモグラ叩きみたいに新しいのがでてくるだけで、根本的な問題を解決しない限りテロは決してなくならない。けど根本的な問題は正義面しているののせいだしな。
幕末のドラマとフランス革命の小説と、どちらもその国での最も大きな変革期をみるとやはり、登場してくる人物が個性豊か過ぎて面白い。あれだけの面々を書き分ける筆力はすごい。
人が時代を変えるのか、時代が人を変えるのか…