製作著作
TBS
制作協力 / シリーズ設計
アスミック・エースエンタテインメント
原作
よしながふみ「大奥」(白泉社「MELODY」連載)
脚本
神山由美子
プロデューサー
磯山晶
荒木美也子(アスミック・エースエンタテインメント)
演出
金子文紀
渡瀬暁彦
藤江儀全
音楽
村松崇継
主題歌
『DEEPNESS』
MISIA(Ariola Japan)

万里小路有功 (までのこうじありこと):堺雅人
徳川家光 (とくがわいえみつ):多部未華子

玉栄 (ぎょくえい):田中聖 (KAT-TUN)
稲葉正勝 (いなばまさかつ):平山浩行
雪 (ゆき):南沢奈央
村瀬正資 (むらせまさすけ):尾美としのり
松平信綱 (まつだいらのぶつな):段田安則

澤村伝右衛門 (さわむらでんえもん):内藤剛志
春日局 (かすがのつぼね):麻生祐未


やっと見終わった。
そうこうしてるうちに堺雅人と菅野美穂が結婚してるし。
二人とも好きだけど、なんか出来すぎててこの結婚ビジネスライクな感じがしてしまうのはなんでだろう。



ひとつの嘘を成立させるためにはまわりをできるだけ正確に描かなくてはいけない。そういう意味ではよくできてたと思う。最初の方は原作通りだけど、原作通りだとドラマとしては感情描写がたりないかな~と思ってましたが。原作の漫画はあの余白部分で心情を表してるんだな~
最後の方は他の登場人物の心情とかも描かれてて深みがましてると思いました。まあ最後の方の原作はあっさりしすぎてるのでドラマにしにくいのかも。
ただお褥を辞退させていただきたいのシーンの家光は泣きながらではなく渇いた感じにしてほしかったな。

家光に世継ぎにふさわしいのはと聞かれて家継をおすシーンが入ってなんか初めて有巧の怖さがわかった気が…もちろん無駄な争いを避けるという意味もあるけど、あれって家継の後見になることで権力を握るって意味もあるよね。後宮にはよくある話しにも関わらずなぜか思い至らなかった。
そもそも権力欲がなければ大奥総取締役など欲しなかったはずだし。
あと玉栄との別れのシーン、肉親の情をもったが故に、師弟愛(ある意味同性愛的な感情を含む)を断ち切る玉栄と肉親の情を持たないが故にとことん、冷徹で理論的になる有功と道が違ってしまった二人が原作以上にはっきり描かれてこれもある意味怖かった。

しかしなんだかんだいっても、かなり泣きながら見てたくらいツボにはまるお話なんだよね。最近なんか見ながら泣くのが多いのは年のせいか?