今日はおねいちゃんの方…Perfumeのお話。
半年に及ぶCOSMIC EXPLORER TOURが終了しネタバレも解禁になったという事で、今回は今年序盤のArena Edition(今回は無印ツアーとでも表記することにします)とDome Edition両方を見て感じたセットリストの並び方の妙について、Dome Editionのライヴを軸に考えていきたいと思います。
今回のツアー、私は無印ツアーは幕張2公演のみ、Dome Editionは名古屋初日だけでした。
幕張はスタンディングの特殊仕様だったため幕張だけ見て無印ツアーのあれこれを語るのは気がひける部分があるのですが、そういう人間が書いているという前提でお読みいただければ幸いです。
では、ここからは幕張、名古屋でのライヴの思い出を交えながらDome Editionのセットリストを振り返っていきたいと思います。
1.Navigate
2.Cosmic Explorer
3.Pick Me Up
4.Cling Cling
無印ツアーでは中盤の演出の見せ場に「Navigate」→「Cosmic Explorer」を使っていましたが、Dome Editionではアルバムと同じ一番最初に持ってきました。これが本当にハマっていました。アルバムでの入り方が好きというのもあるんですが、こっちの方がしっくりくるし高まるという印象です。
ちなみに無印ツアーでは1曲目が「STORY」でした。この曲はアルバム収録曲なので、やって当然という側面もありますが、LIVE 3:5:6:9でもやっているので既に見ている人もいる…という事で、「STORY」を1曲目に配置して、無印ツアーで初披露となった「Navigate」→「Cosmic Explorer」を中盤に配置。Dome Editionでは既知のものになった「Navigate」→「Cosmic Explorer」を最初にして、中盤には今回初披露のアレを配置…と、『前回のツアーも来ている人』目線でセットリストを作っていると考えると、この辺の並び替えは非常に面白いです。
「Cosmic Explorer」の後は無印ツアーもDome Editionも同じ「Pick Me Up」から「Cling Cling」とアルバムの盛り上がる曲連打。ここの繋ぎ目なしで「Cling Cling」に入るところは珠玉の出来で。Perfumeでこういう繋ぎ方をされると確実に死にます(笑)。ナゴヤドームで序盤4曲を聴いた段階で出た結論は『Dome Edition、全通が正解だった』でした。
5.ワンルーム・ディスコ
6.Next Stage with YOU
「ワンルーム・ディスコ」はDome Editionのみの披露。
Perfumeの初ドーム記念日である11月3日だった事もあって、当時の東京ドームの事を少し思い出しました。あの時は自分のいた位置は音響が良くなくて。『ドームにしては頑張っている』ではあったんですけど、なかなかライヴに入り込めなくて。「ワンルーム・ディスコ」のあ~ちゃんの煽りでようやくライヴに入り込めた記憶があります。
しかし、ナゴヤドームでは重低音ガンガンで音も良くて、最初から問題なくライヴに入れて。スピーカーからの距離は東京ドームで見た位置とたいして変わっていないのに…当時からの音響の進化を感じたライヴでもありました。
MC
7.Perfume Medley2016 Dome Edition
(Relax In The City~ナチュラルに恋して~マカロニ~透明人間~Twinkle Snow Powdery Snow~セラミックガール~心のスポーツ~Sweet Refrain)
参考:無印ツアー メドレー内容
(Relax in the City~透明人間~Spending all my time~不自然なガール~Twinkle Snow Powdery Snow~コンピューターシティ~イミテーションワールド~Sweet Refrain (Album-mix))
メドレーもだいぶ無印ツアーからイジっていましたね。
無印ツアーではさわりの音だけだった「Twinkle Snow Powdery Snow」をDome Editionではちゃんと歌うなんていうのは無印ツアー見に来た人向けのちょっとしたサプライズで気が効いているなと思います。
あとは「心のスポーツ」ですね。『JPN』大好きなのでやられました。Perfumeじゃなかったらライヴの定番として毎回やっているような曲。のっちグッジョブです。
余談ですが、今回のツアーは「Relax in the City」と「Sweet Refrain」がフルで聴けると楽しみにしていたのですが、まぁ、この扱いですよ(笑)。幕張で『メドレーを作ってきました』とあ~ちゃんが言った時の絶望感といったら…いかにも寄せ集められそうな立ち位置の曲ですからね…察しますよね…。「Sweet Refrain」に関してはぐるんぐるんツアーで聴けなかったあたりから完全にこじらせていますからね…「Sweet Refrain」をフルで聴く、そしてそれがちゃんと映像に残るライヴである…というのが私の当面の夢です(笑)。
8.Baby Face
アルバム曲らしいアルバム曲。そして、『今回のツアー終わったら次いつ聴けるんだろう…』という曲でもあるので、毎回噛みしめて聴いていました。
この曲で振りマネをする場面があったのですが、個人的にはゆっくり聴き入りたかったな、と。ただ、他に振りマネを盛り込む箇所がなかったので仕方ない側面もあるのですが。
9.Perfumeの掟 2016
Dome Editionの新要素。非常に良かったです。
ナゴヤドームではスタンドでの観戦だったのですが、後ろから見ると全体が見えてとても良かったです。Perfumeの演出は後ろから見た方が良い…というのを改めて感じました。
10.FLASH
11.Miracle Worker
You Tubeでの再生回数を見るに「FLASH」はPerfumeにとって久々のヒット曲と言えるのではないでしょうか。それも「ポリリズム」以上とも言えるくらいの。ヒット曲の定義が曖昧になって判断が難しい時代ですが、多くの人に聴かれている曲がある…というのはとても大きいと思います。
「P.T.A.」のコーナー
12.Fake it
13.エレクトロワールド
14.Party Maker
15.だいじょばない
「Pick Me Up」→「Cling Cling」を序盤で使ってしまって終盤どうやって盛り上げるんだろう…と思っていたのですが、怒涛のセットリストが用意されていましたね。火力のある曲を片っ端から並べましたと言わんばかりのラインナップ。緩急の急の部分だけを力任せに叩きつけるような…ここのパートは凄みがありましたし、めちゃくちゃ楽しかったです。
16.パーフェクトスター・パーフェクトスタイル
ここでまさかの「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」…やられましたよ、やられましたとも。この曲聴いた時、心の底から『全通すれば良かった…』と打ちひしがれた気持ちになりましたよ…。
17.チョコレイト・ディスコ
決め球は信頼と実績の「チョコレイト・ディスコ」。実家のような安心感。
ここで無印ツアーの話をしますが、無印ツアーがいまいちピンとこなったのは終盤の盛り上がりどころが3:5:6:9形式だったから…だと思っています。
メンバーにはまず、東京と広島でしかやっていない3:5:6:9を全国にもっていきたい…という気持ちがあって。実際あ~ちゃんもそんな事言ってましたし。それで、この3:5:6:9をどこに配置するのか…で議論があったんじゃないかと思います。
3:5:6:9のデメリットとして、どう頑張ってもライヴの流れがきれてしまう…というのがあって、それを考えると序盤は無い。では、昨年のLIVE 3:5:6:9の時と同じく中盤が一番ベターかと思うのですが、そうするとライヴの終盤のピークタイムをアルバムの曲で乗り切る必要が出てくるしライヴの鉄板曲をある程度外さなくてはいけなくなる。だったら、ライヴの一番の盛り上がりどころの曲を3:5:6:9で決めよう…実際にこんな内容の議論だったかは定かではありませんが、論理としては納得できるところです。
しかし、冒頭に書いた通り、3:5:6:9というのはどう頑張っても一度ライヴの流れがきれてしまうのですよね。最終盤の盛り上がりどころで一度流れをきってしまうのはやはり致命的で、再点火してもなかなか難しいところがあったのかな、と思います。
ただ、これはLIVE 3:5:6:9を東京で見ている人間の感想であって、今回初めて3:5:6:9を体験できたっていう人の感想は180度違ってくると思います。これだけの規模になってしまうと、色々な条件で観に来ている人の最大公約数をとっていかなくてはならないですからね。その意味でも、東京・広島に来れなかった地方の人のために3:5:6:9をやった…というのは、ライヴを観に来る人の気持ちを理解している、非常に納得のいく選択であったと感じます。
18.STAR TRAIN
ラストは早くも不動の位置を築きつつある「STAR TRAIN」。
2015年の曲なのに、ずっと昔からあるような重みを感じます。きっとそれはこの曲がほんの5分弱の間にPerfumeの歴史というものを詰め込む事に成功したからなんでしょうね。
ただ、その重みが仇となって、ライヴでの使いどころが限られる…現状では『ラストの曲』以外での使われ方が想像しにくいところがあります。今後この曲をどう使うのか楽しみです。
思いのほか長く、まとまりのない文章になってしまいました。
無印ツアー→Dome Editionと見て感じたのは、どういう曲順で並べるか…というのは本当に難しいし、その配列だけで全然ライヴの印象が変わるな、という事。今回のツアーは、そんなセットリストの妙を存分に感じられたし、考えさせられる内容だったと思います。
そして、前のライヴを見ているかどうかで感じ方は全然違うという事。無印ツアーを見ていたからDome Editionでグッときたという場面が一杯ありました。また、昨年のLive 3:5:6:9を見ていなかったら無印ツアーの印象は違っただろうし。
そんな感じで色々なバックボーンの人が集まってくる中で、それぞれの人が納得するようなライヴを見せる…というのは本当に大変な作業なんだな、と改めて感じました。
無印ツアー セットリスト参考 幕張メッセ初日
http://www.livefans.jp/events/603485
Dome Edition セットリスト参考 最終日福岡
http://natalie.mu/music/news/209166
つづくつづく…