【紹介】地方空港はなぜ増えつづけてきたのか
第2回 成田プロジェクト:航空・連続セミナー
地方空港はなぜ増えつづけてきたのか
─静岡空港、新石垣空港から考える─
講師 桜井建男さん(空港はいらない静岡県民の会事務局長)
生島 融さん(八重山・白保の海を守る会事務局長)
この狭い日本列島に100近い空港がひしめいています。地方自治体管理の空港58のうち、53の空港が着陸料では必要経費が賄えないといいます。それでもなお、3月には「茨城空港」の開港が予定されています。どの空港も建設のプロセスで、事前に多くの批判・反対の声があったにもかかわらず、それを無視して強行されてきました。それは成田空港の場合とまったく同じだと思います。
「日本航空」の破綻の原因として採算無視の国際・国内路線就航、放漫経営などが挙げられています。会社更生法により再建を進める日航の会長に就任した稲盛和夫氏(京セラ会長)のもとで、国内線からの撤退が実行されていけば、さらに立ち行かなくなる空港が続出するのではないでしょうか。住民の利便性を謳って建設した空港が、今度は住民の重い足かせとなるおそれがあるのです。
98番目に開港した「静岡空港」、長年の反対運動の歴史をもつ「新石垣空港」の話を聞きながら、豊かな自然を破壊して空港をつくってきた面から、そして航空行政の矛盾を解く面からも皆で考えたいと思います。
日時:4月17日(土)午後2時00分開始
場所:文京シビックセンター5階会議室C
(地下鉄南北線・丸ノ内線後楽園駅/大江戸線・三田線春日駅下車が便利)
資料代:500円
主催:成田プロジェクト(「いま成田空港で何が起きているのか」プロジェクト)
(ブログ:http://www.www2.nikkanberita.com/naritapj/
)
後 援:七つ森書館
連絡先:東京都千代田区三崎町2-13-5 影山ビル
協同センター・労働情報気付 ファクス:03-6675-9097
【紹介】グローカル745号
グローカル745号
(2010年4月01日発行)
■迷走し後退重ねる鳩山政権―朝鮮学校を差別するな
■「海兵隊移転であらたな土地収用」―山口響さん(PP研)に聞く
■学費をタダに!奨学金ブラックリスト化に反対しデモ
■不正な関係に終止符を!2010年運動が3、1独立運動91周年集会
■日本航破綻への道―国際線機長の立場から見て
■「韓国併合」100年後における日本におけるイデオロギー状況(下) 河合成彦
■「経済危機は乗りこえられたか」グローカル座標塾 第6期 第1回(下)…白川真澄
■書評―『個人の多様性と社会正義の再生』(宮部彰・著)―河合成彦