【報告】一瞬ではなく永遠の「原発ゼロ」へ!5.11官邸前アクション② | 格差と戦争にNO!

【報告】一瞬ではなく永遠の「原発ゼロ」へ!5.11官邸前アクション②

一瞬ではなく永遠の「原発ゼロ」へ!5.11官邸前アクション

[要請書]

内閣総理大臣 野田佳彦様
内閣官房長官 藤村修様
経済産業大臣 枝野幸男様
原発担当大臣 細野豪志様

大飯原発3、4号機の再稼働を断念し、原発全廃に舵を切ることを求めます

 まるで史上最悪とも言われる原発事故などなかったかのような光景が繰り広げられています。いや、むしろ「3・11」の東電福島第一原発事故の発生以前よりも、より悪質な政治が私たちの目の前にあります。

 日本に民主主義が存在するなら、大飯原発3、4号機の再稼働はとっくに断念されていたでしょう。福島事故の原因究明も終わらず、事故の反省を踏まえた新たな規制組織も発足せず、安全基準の見直しも始まったばかりです。ストレステストにおいて、「一次評価のみでは安全性は不十分」と原子力安全委員長が表明していることはもはや常識となっています。この国に原発の安全性を保障するものは存在しません。

 そして、あなた方が作らせたインスタント「安全」基準は、重要な安全対策を計画のみで良しとする恐るべきものです。当然ながら、「被害地元」である滋賀県、京都府をはじめとする多くの周辺自治体が再稼働に反対しており、あらゆる世論調査で再稼働反対が大多数を占めています。

 政府は、「原発稼働ゼロ」となる5月5日までの再稼働を画策し、拙速かつ強引な手続きを進めたものの、再稼働反対の包囲網の前に挫折を余儀なくされました。そして今度は、電力会社と一体となって夏の電力不足をあおり、「大飯の再稼働によって電力が足りる」とする恣意的なデータさえ示すに至っています。

 いのちや安全よりも経済性=企業の儲けを優先するなら、あの巨大事故から何の教訓も学んでいないと言わざるを得ません。
 もはやこの政府は、主権者である私たち市民、住民のいのちを守る役割を放棄し、むしろ平然と危険にさらしています。
 あなた方に再稼働を「政治判断」する資格などありません。即刻、再稼働をあきらめ、原発の全廃へと転換することを強く求めます。

 2012年5月11日(原発ゼロ6日目)

 再稼働反対!全国アクション

 (連絡先)東京都文京区関口1-44-3 信生堂ビル2階