【報告】6・18立川市内カンカンデモ | 格差と戦争にNO!

【報告】6・18立川市内カンカンデモ

資源持ち去り禁止条例に異議あり!
立川市内カンカンデモ


 6月18日、「立川市資源持ち出し禁止条例に異議あり!カンカンデモ」が取り組まれた。立川市は今年3月議会で市が回収している資源ごみのうち新聞・雑誌、アキ缶を「持ち去る」ことを禁止する条例を賛成26、反対2名で可決。4月1日から条例が施行され、7月1日からは「資源を持ち去る者」には罰金20万円を科すことになっている。


 これに対し、6月には、ホームレス・低所得者を支援する無料の入浴サービス、食事提供をつづけている「さんきゅうハウス」と利用者が、立川市への同条例の撤廃、罰則の停止を求め申し入れを行なった。市は同条例の運用面での多少の柔軟性を見せたものの、条例の撤廃は拒絶。このままではさんきゅうハウスの利用者は安心してアルミ缶回収を続けられないとして、デモをすることになった。
 梅雨の断続的な雨が降り出すなか、70名の仲間、市民が市内をデモ行進した。

最初に大沢ゆたか立川市議が主催者を代表して経過、市の問題点を報告。都内からは江東区堅川河川敷でブルーシートの住居の追い出し攻撃を受けている東京東部地域の仲間20名も参加。墨田区、江東区などでは資源持ち去り禁止条例が昨年から施行された。アルミ缶以外に古紙の回収で日々の生活の糧を得ている人たちが組合を結成。「立川の人がデモをやるのは心強い」として自分たちの問題として参加してくれた。行政代執行により渋谷区宮下公園をナイキ公園にした渋谷区とたたかう「のじ連」の仲間、三鷹夜回りグループ、重松朋宏国立市議などから連帯の挨拶をうけた。さんきゅうハウスのスタッフは「市はごみ予算6億のうち750万円が持ち去りによる損害というが、ちっちゃなことは市民は気にしない。行政の弱い者いじめをやめさせよう。アルミ缶回収は市民がお願いして回収していただくものだ」と発言。


デモにはさんきゅうハウスの支援者で、初めて参加した人や山梨から駆けつけてくれた人も。
アルミ缶を布団袋に積め込んだ自転車4台を先頭に、カンカンと空き缶を打ち鳴らし立川市内をにぎやかに行進し、市民に「空き缶持ち去り禁止条例反対」「立川市は弱い者ものいじめをやめろ」とアピールした。



格差と戦争にNO!

格差と戦争にNO!

格差と戦争にNO!