【報告】3・11三里塚・一坪共有地裁判 | 格差と戦争にNO!

【報告】3・11三里塚・一坪共有地裁判

3・11三里塚・一坪共有地裁判


3月11日、三里塚・一坪共有地裁判が千葉地裁民事第二部(白石史子裁判長、合田智子裁判官、酒井直樹裁判官) で開かれた。この日は横堀現闘本部の共有地の「第2801号事件」。


被告=共有者を代表して山崎宏さんの尋問が行われた。
 横堀現闘本部(芝山町香山新田字新山)の土地は一坪再共有地運動の一環として1988年8月、熱田一さんの持ち分を当時の横堀地区の現闘(プロ青同、労闘労活評、インター、労農合宿所、戦旗共産同)の22人で再共有。持ち分374分の1ずつを持つ当時の現闘17人が被告とされている。
 成田空港会社は現闘本部を一方的に囲い込んで「本件土地は空港建設に必要不可欠な土地であるところ、反対運動の目的以外に何ら経済的な利用に供された事実はない」と強奪を認めるよう裁判所に主張している。

山崎さんは、一坪共有地運動の正当性について証言。現闘本部のある土地がどのように使われてきた土地であるか。家庭の事情で反対運動を止めて移転した人でも反対の意思を託していった人がいたこと。1983年からの再共有運動の経過、88年に熱田一代表(当時)から横堀現闘で共有化した経過などについて述べた。

さらに空港会社が一方的に今回の裁判を起こしたこと、現闘として横堀に住み続けていることについて「国家権力による一方的な土地追い出しは許せない。ここで支援を止める理由はない。反対運動は終わっていない」と証言。原告側の反対尋問は前回と同じで、裁判官の質問はなかった。

 裁判後、裁判所前で集約を行い、清井弁護士に続いて、現地から駆けつけた柳川秀夫さん、加瀬勉さんが発言した。

裁判は、今後、最終準備書面の提出、結審と続く。裁判勝利へ裁判支援カンパを訴えたい。


◎カンパ送り先
三里塚芝山連合空港反対同盟大地共有委員会(Ⅱ)
〒289─1601 千葉県山武郡芝山町香山新田131─4 電話&FAX0479─78─0039
振替口座 00290─1─100426 大地共有委員会(Ⅱ)