【声明】「原子力発電所の全面的停止へ向けた緊急宣言を要求する」 | 格差と戦争にNO!

【声明】「原子力発電所の全面的停止へ向けた緊急宣言を要求する」

【声明】「原子力発電所の全面的停止へ向けた緊急宣言を要求する」


2011年3月20日 みどりの未来運営委員会


 福島第一原子力発電所の破局的事故による予想もつかない規模の原発震災は、地震列島日本における原発のリスクの大きさを世界中に知らしめました。一刻の猶予も許さず即座に、日本にあるすべての原発の全面的停止へ向けた措置を取るべきです。
 「想定外の地震」という言い訳は許されません。「想定外の地震」が起きた以上、「想定外の地震」を想定した対応を即座に実施すべきです。それは全面停止しかありえません。
 「総発電量で約3割、ピーク電力で約2割の節電によって、原子力発電所を止めても他の発電所の発電設備で電力消費をまかなうことができる。これはバブル経済期の1980年代後半の電力消費量にあたる。」との試算もあることから、原発全面停止は決して非現実的な選択ではありません。
 政府は即座に、原発全面停止の緊急宣言を発し、その実施計画を早急に策定すべきです。社会的な混乱を回避しつつ、現在ある原発の危険性の高いものから、早急に停止させていくことを要求します。
 2007年に起きた地震により損傷を受け、放射能漏れを起こした新潟県の柏崎原子力発電所は、浜岡原発と同じく、緊急に停止すべき原子力発電所の一つです。さらには老朽化したもの、毒性の強いプルトニウムを燃料に含むプルサーマルなどを優先的に停止させていくべきです。
 私たちみどりの未来は、政府に対して、原発全面停止へ向けた緊急宣言、そして可能な限り短期間に全面的停止を実現する措置を取ることを要求します。