【報告】10・31三里塚現地調査③~木の根ペンション
三里塚現地調査③~木の根ペンション
続いて、柳川秀夫さん(反対同盟代表世話人)宅を訪問。農作業中の畑にお邪魔して、話をうかがい、一坪共有地裁判の状況について報告した。
最後に木の根ペンションに戻り、清井さんから裁判についての報告を受けた。
ペンションから見た横堀(中央が横堀大鉄塔。右手前は空港会社の監視塔)
清井弁護士は裁判闘争の基本方針について、「第一に一坪共有地の地権者は反対同盟。全国の共有者は反対運動のために名前を貸しているだけ。だから、共有地は売るとか、渡すとかはできない。権利書は必ず所有者が持っているものだが、共有地の権利者は全て反対同盟が持っている。これはこちら側の主張の正しさを証明するものになる。
第二に成田空港会社はシンポ・円卓会議での約束を一方的に破ってB滑走路の供用を強行したことを主張していく」
裁判傍聴について清井さんは、まだ書面を交換している段階。必要な時に呼びかけるので、その時は来てほしいと述べた。
山崎さんは団結小屋強奪訴訟について報告した。
続いて大森武徳さんが木の根プール再開作業について報告。
「プールができたのは小学校低学年の時で、お兄さんたちがプールをつくってくれたと喜んで、自転車で木の根までこいできて入っていた。雑誌で木の根ペンションが『滅び行く光景』と紹介されていたのを見て驚いた。夏から4人でプール再開に向けて、水を抜き、泥をかき出す作業を行っている。」
そして、元々は要塞を造る計画があって鉄骨を入れてあるので、水さえ確保できれば十分使えるとのこと。今後の作業の予定や経費の見積もりなどについて報告。
参加者は一坪共有地裁判運動とセットで来年夏のプール開きを目標に応援していくことを確認した。