【報告】「どうするアンポ」上映会~グアム現地報告を交えて
「どうするアンポ」上映会~グアム現地報告を交えて
5月14日、「『どうするアンポ』上映会~グアム現地報告を交えて」が行われた。主催は国連・憲法問題研究会。
最初に、DVD「どうするアンポ~日米同盟とわたしたちの未来~」を上映。
2月にグアム現地調査を行ってきた山口響さん(ピープルズ・プラン研究所)の報告「海兵隊グアム移転と海兵隊の「抑止力」を考える」
米軍再編でグアム移転が浮上してからの経過について報告。
「米軍再編とは、要するに日本の税金でグアムと辺野古に新基地を造ること。現地住民が挙げる海兵隊移設への懸念として土地収用、自然破壊、生活インフラなどの問題点を挙げた。米軍人・家族とグアム住民は同じ米国市民だが、停電や給水制限があるフェンスの外と米本土と同じ生活が保障されている基地の中とでは、大きな生活格差がある」
「抑止力」についてマスコミや政府が不動の脅威としている「北朝鮮・中国の脅威」について検討。
「日米安保では『有事』の際に米軍がどう動くかは米軍に任されている。
そもそも沖縄海兵隊は紛争初期に投入される部隊ではなく、普段はイラク・アフガン戦争への参加と演習のために沖縄にはいないことも多い。海兵隊が沖縄にいる軍事的、地政学的必然性はない。
それでも沖縄・日本にいるのは、日本の『政治的安定性』=文句を言わない。財政的理由=思いやり予算。沖縄にいる根拠が乏しいなら、グアムにいる根拠も乏しい。少なくとも米本土に撤退できる」と報告した。