【報告】4・11三里塚・東峰現地行動 | 格差と戦争にNO!

【報告】4・11三里塚・東峰現地行動

411三里塚・東峰現地行動


411日、平行滑走路再延長許すな!東峰住民の追い出しをやめろ!一坪共有地・団結小屋強奪裁判に勝利しよう!4・11三里塚・東峰現地行動が開かれた。参加者は60人。主催は三里塚空港に反対する連絡会。

 昨年1022日、2500mル化したB滑走路の供用を開始した成田空港会社は、328日から年間発着回数を20万回から22万回に拡大。羽田との競争のために一層の空港拡大・発着回数増加をめざしている。

 森中・成田空港会社社長は、「南側の地権者と根気よく話し合い、ご理解を得たいと思っているが、B滑走路をさらに北へ、東関東道の上(注・道路を横切る位置という意味)まで延ばし、3千、3500メートルまで延ばすこともありうる 」(091023日、朝日コム)と再延長方針を打ち出した。

 324日に出された10年度から12年度までのNAAグループ中期経営計画では、第三誘導路と横堀駐機場新設に伴う設備投資費として3年間で350億円の予算を組み、12年度末27万回化、最速で14年度中30万回化という試算を示している。この空港拡大の方針に基づき、昨年、一坪共有地・団結小屋を強奪するための裁判を提訴した。



 411日昼には、横堀大鉄塔にある原勲さんの墓前で花見の会が開かれて、元管制塔被告団の和多田粂夫さん、中川憲一さんなどが参加した。




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らっきょう工場の上を通過する飛行機



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集会を監視する私服警官




東峰共同出荷場での集会で発言した平野靖識さん(らっきょう工場)は、地元に帰ってきた石井紀子さんの息子がレストランを開き、平野さんの娘がパン屋を開いて、飼料として島村家に残ったパンを、代わりにもらった卵をパンの材料として地域循環を実践していることを紹介。

 平野さんは、「激しい闘いに嫌気がさして出て行った子どもたちが三里塚のたたかいを見直して、また地域に戻ってきている。シンポ・円卓会議のあと、若い人たちが現地に来て、ワンパックの会で農業をしている。

 南へ再延伸とか30万回とか三本の誘導路とか言っているが、他の空港との競争のために競争上水増しした需要予測によるもの。私たちは、地に足をつけて、このままやっていきたい」



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関西の渡辺充春さん(東峰団結小屋維持会)は関西の運動と反空港全国連、東峰団結小屋の共有地裁判について報告。

 「成田空港会社は、東峰団結小屋が建つ共有地は反対のために共有したもので、空港会社の土地に囲まれていて空港にするしかない土地だと主張している。しかし、東峰団結小屋の住民は25年間住み続けていて、小屋の前には小泉さんの畑、島村さんの畑もある。地域で営農し生活している中に共有地はある。他の共有地・団結小屋強奪裁判と共に、強制代執行に代わる司法による共有地・団結小屋強奪に対して闘っていこう」




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開拓組合道路コースをデモ。航空機が発着するB滑走路へ向けて抗議の声をあげた。


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デモにまとわりつく私服警官


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開拓組合道路。左手が平行滑走路




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開拓組合道路から



後半の集会では、横堀の山崎さんが現地報告。森中社長によるB滑走路再延長発言、森田知事の羽田ハブ論に対抗するための成田拡張の動き、第三誘導路建設のための成田市による団結街道廃道化策動を批判した。

 続いて、愛知の一坪共有者の発言、田んぼクラブ、しいたけ運動、成田プロジェクトの報告が行われた。

横堀花見の報告をした吉田和雄さんは「共有地、場所があるというのが大事。反対の意思表示になっている」

最後に団結ガンバローで集会を終えた。