【声明】成田空港会社による三里塚一坪共地の「譲渡要請」手紙を弾劾する! | 格差と戦争にNO!

【声明】成田空港会社による三里塚一坪共地の「譲渡要請」手紙を弾劾する!

成田空港会社による三里塚一坪共地の「譲渡要請」手紙を弾劾する!


株価つり上げのための「空港整備」=共有地の「譲渡要請」


 成田国際空港株式会社(NAA)は、2008年12月10日を前後して、各地の三里塚一坪共有者に対して、「共有持ち分」を「お譲りください」という手紙を送りつけてきた。勝手に「補償金額」なるものを提示し、さらに、意向調査票を同封して返送を迫る不遜ぶりである。
 手紙の中で空港会社は「将来の航空需要の増大に対応するため、さらなる整備を図っていく必要がある」と述べている。あたかも公共の利益のためのように装っているが、実態は、民営化された空港会社が、アジアや羽田などの他の国際空港との競争の中で、生き残っていくために必要な「整備」に過ぎない。ナリタの地盤沈下に抗いながら、近く予定されている上場にそなえ、株価をすこしでも高値でスタートさせたい、そのための「整備」に過ぎない。そんなことに協力する必要はまったくない。


輝き増す「空港よりも緑の大地を!」の理念 


 各地の共有者は、「空港よりも緑の大地を!」の合い言葉の下、農民の「農地死守」に連帯するために共有者になり、いまも共有者で有り続けている。少人数になったとはいえ、三里塚農民の農業・農地を守闘いは続いている。
 反対同盟の世話人である柳川秀夫さんは、空港会社の空港拡張の動きを批判してこう述べてる。
 「経済成長の発展と言う社会的価値観は見直しを迫られている」「この観点からも(空港)をこれ以上大きくする必要はないというのが反対同盟の立場だ」「一坪共有者のみなさんも、共有地所有の意義をその視点より理解され、引き続き一坪共有地を守ってもらいたい」と。


空港反対運動は「ゴネ得」ではない!一坪共有地を守り抜こう!


 三里塚の一坪共有地の所有は、法律的に認められた「所有」であり、何人であってもこれを奪うことは出来ない。中山前文科相は、成田空港の拡張が進まないことを地元住民の「ゴネ得」などと放言し、更迭された。当然のことだ。空港会社が今後、一坪共有地強奪のためにどのような手段を使おうとも、反対同盟農民と全国の一坪共有者は、ネットワークを強め、その前に立ちふさがるだろう。
一坪共有地を守りぬこう。



格差と戦争にNO!


※一坪共有運動関係の資料

http://www2s.biglobe.ne.jp/~mmr/glocal/info/hitotubo/index.html