【紹介】 講演会「スーダン紛争と自衛隊」 | 格差と戦争にNO!

【紹介】 講演会「スーダン紛争と自衛隊」

 【紹介】

【講演会】国連・憲法問題研究会
スーダン紛争と自衛隊


◎講師 栗田禎子さん(千葉大学教授。中東・北アフリカ近現代史)

◎日時 9月19日(金)午後6時半~9時

◎会場 文京シビックセンター5階研修室A
    (後楽園駅1分・春日駅1分・水道橋駅10分)
http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html

◎参加費 700円

◎主催 国連・憲法問題研究会

◎連絡先 (TEL)03-3264-4195 


国連・憲法問題研究会
連絡先 東京都千代田区富士見1-3-1上田ビル210工人社気付
(TEL)03-3264-4195 (FAX)03-3239-4409
http://www.winterpalace.net/kkmk/
kkmk@winterpalace.net


■G8洞爺湖サミットを目前とした6月末、福田政権はスーダン南北内戦のPKO=国連スーダン派遣団(UNMIS)に陸上自衛官を派遣する方針を決定しました。9月にも司令部要員として派遣しようとしています。そして、来年以降には「防衛省・自衛隊では200人規模の陸上自衛隊施設部隊を中南部の都市に派遣し、道路復旧や地雷除去などの任務に当たることも想定」(7月28日、産経)されています。
 「最悪の人道危機」と呼ばれる西部ダルフール紛争と並ぶスーダン南部紛争への自衛隊派兵は、和平協定が締結された3年前も検討され、イラク・サマワ派兵をしていた当時は断念されました。今回は、“アフガニスタンに地上部隊を出さないのなら、代わりにスーダンに自衛隊を”“日本の安保理常任理事国入りのためには、国連総会の大票田であるアフリカのPKOに参加する必要がある”という政治的な思惑から派兵が進められようとしています。さらにスーダンの石油輸出先一位を昨年中国に奪われた日本の対中戦略・資源確保戦略も見え隠れします。スーダンの実情や民衆が何を必要としているのかは全く視野の外です。
 スーダン近現代史研究者である栗田禎子さんのお話をうかがい、「スーダン紛争と自衛隊海外派兵」について考えたいと思います。


栗田禎子(くりた・よしこ)
1960年生まれ。千葉大学文学部教授。中東・北アフリカ近現代史。
東京大学大学院総合文化研究科・地域文化専攻博士課程修了。ハルツーム大学アフリカ・アジア研究所客員研究員、千葉大学文学部助教授などを経て、2004年4月より現職。専門は中東・北アフリカ近現代史。スーダンとエジプトを中心に中東の社会変動と民衆運動、政治社会思想史を研究。
著書に『「対テロ戦争」とイスラム世界』(共著、岩波新書)、『近代スーダンにおける体制変動と民族形成』(大月書店)ほか
参議院のイラク特措法公聴会(2003年7月)で公述人として「中東の人々の感情を踏みにじる」と反対の意見陳述。