【報告】4・29反「昭和の日」行動
4・29
反「昭和の日」行動
祝日法改悪で「昭和の日」となって2回目の4月29日、許すな!歴史の偽造と環境破壊4・29反「昭和の日」行動が都内で行われた。
集会では、林博史さん(現代史、戦争・軍隊論)と天笠啓祐さん(市民バイオテクノロジー情報室)が講演した。
林さんは「四月五日共同通信で、日本の降伏直前に政府が全ての証拠の焼却を指示していたことが報じられた。菊の紋章を削り、天皇と軍との関係を示す証拠は焼却しろと指示していた。敗戦と同時に歴史の偽造は始まった。
美化される特攻隊も、志願せぜるを得ない状況に追い込まれた。沖縄戦『集団自決』と同じ。
文部省の検定は、被害者の証言は信用できないという右派の主張そのまま。
日本の戦争観には問題がある。戦争が悪だとして、個人の責任が曖昧になる。
国際的に『慰安婦』問題は全ての戦時性暴力の全身と認識されている。またこれは現在の人身売買問題とつながっている。
安倍前首相は戦争を正当化しようとすればするほど、米中を攻撃することになった。
敗戦時に内務省の警務課長として資料焼却を指示したのが町村金五。2000年につくる会教科書を合格させた文部相が息子の町村信孝。父の戦争犯罪を息子が隠蔽している構図。
なぜ天皇制が存続したが。米軍の日本人捕虜で尋問で、戦争賛成も反対も天皇は自分と同じように考えていると主張した。
教え子の学生でもひどい労働をさせられながら、バイトに同じ給料を払ったら経営が成り立たないと言う。
お上と同じ考えに立つ、ここに天皇制が残っている原因がある。日本は民主化の点で台湾・韓国より遅れている。権力の交代が必要だ」
集会後、デモへ。サミット警備の「練習」か。デモ隊の数倍の機動隊・私服警官に包囲される中、靖国神社までデモを行い、「昭和の日」に抗議した。