【報告】2月16日 シンポジウム「九条を世界へ、世界から」
【報告】2月16日 シンポジウム
「九条を世界へ、世界から」
2月16日、市民運動全国交流集会公開シンポジウム「九条を世界へ、世界から」が日本青年館で開かれた。憲法市民運動の11回目の交流集会であり、5月4~6日、幕張、広島などで開かれる九条世界会議へ向けた協賛企画。
コーディネーターの川崎哲さん(九条世界会議事務局長)は「現状は九条を変えて普通の国にしようとする動きとのせめぎあい。ここ十年のハーグ平和市民会議、GPPAC、バンクーバー世界平和フォーラムという大きな国際イベントでは、九条のような戦争放棄条項を持つべきだと打ち出されている。楽観はできないが、『世界は九条をえらびはじめた』」
日本在住の呼びかけ人をパネリストにシンポジウムが行われた。ジャン・ユンカーマンさん(映画監督)、朴慶南さん(作家)、アーサー・ビナードさん(詩人)が9条の意義について発言。
ユンカーマンさんは「中東の戦争が注目されるが、危ないのは北東アジア。6カ国協議の6カ国は世界の6割の軍事費を支出し、冷戦後6カ国平均で50%軍事費を増やした。日本は世界5位の軍事費大国。世界会議は大きな役割を持つ」