【報告】グローカル座標塾講座「『安全』を守る?」
1月18日
グローカル座標塾第4期
第3回講座「『安全』を守る?」
1月18日、グローカル座標塾の第4期(07年10月~08年3月)の第3回講座「『安全』を守る?」が開かれた。
前回までの貧困、雇用・労働問題に続いて「安全」がテーマ。
この日の講座でも、講師の白川真澄さん(ピープルズプラン研究所)がレジメをもとに講演。
生活の「危険」について交通事故、医療事故、薬害、食の問題に続いて、国家による「安全保障」、地域の「安全」=「防犯」、そして、「安全」と「自由」について、9・11後に強まった「セキュリティーの政治」について、具体的な例を挙げながら講演。
講演を受けて、休憩後、討論が行われた。
議論では、そもそもリスクの政治の狙いは何なのか、どうやったらセキュリティーの政治に風穴を開けられるのか、監視社会を受け入れる国民意識が問題、下からの自発的な動きがないから国家が出てくる、監視社会は新自由主義とセットなどと様々な議論が行われた。
1回ではとても終わらないので、また「安全」問題を扱わなければならないとも。
次回の第4回講座は、08年2月15日(金)に「新自由主義(ネオ・リベラル)って何だ?」のテーマで行われる。