8月2日薬害肝炎の厚生労働省前行動
8月2日薬害肝炎の厚生労働省前行動
8月2日薬害肝炎の厚生労働省前行動、弁護士会館で名古屋判決報告集会が行われた。当選証書をうけとって国会議員となった川田龍平さんも国会議員の初仕事として参加
行動は1日、2日と取り組まれ、原告=被害当事者は民主、社民、共産、新党日本の各党に協力要請を行った。民主党は秋の臨時国会で治療費の助成を柱にした「肝炎対策法案(仮)」を参議院に提出、成立させて衆議院に送る方針を表明したとのこと。
原告団は柳沢厚生労働大臣に面会を求めており、2日がその回答期限だったが、対応したのは官僚のみ。原告団は7日まで期限を延ばしてあくまで面会を求めることに。
報告集会で原告の一人は「この建物(厚労省)は私たちを守るために建てられたのではなかったのか。まるで石のように感じられた」と語っていました。一方で、原告の方々からは「全面解決がようやく見えてきた、あと一押し」との希望も多く語られていました。名古屋判決が「投与製剤の種類・時期を問わず、国と企業の法的加害責任を認め、全員救済への道を開いた画期的判決」(原告団・弁護団声明)だったから。
報告集会の最後に鈴木利廣弁護団代表が行動提起。
「8月7日期限の厚労相面会要求、8月24日(だったと思います)の『薬害根絶デー』、9月7日の仙台判決とヤマ場が続く。首相官邸が解決の指示を出した中で、安倍政権のうちに全面解決を勝ち取りたい。9月中にはなんとか解決に持ち込みたい」と話し、柳沢厚労相、厚生労働省などへ、控訴しないよう働きかけを強めてほしいと呼びかけました。
なお7月31日に龍平さんのスタジオ生インタビューを放映したフジテレビの「ニュースJAPAN」は、2日夜この日の原告団の行動を伝え、「川田龍平議員が議員活動の第一歩を踏み出しています」として、厚生労働省前での龍平さんの発言も報じた。
肝炎被害者は1日120人が肝硬変や肝ガンで亡くなっている。早期全面解決のために、この二ヶ月が重要に。