6・9辺野古新基地建設に反対する緊急集会 | 格差と戦争にNO!

6・9辺野古新基地建設に反対する緊急集会




沖縄の海も山もクニのものかッ!!~辺野古新基地建設に反対する緊急集会

 6月9日、「沖縄の海も山もクニのものかッ!!~辺野古新基地建設に反対する緊急集会」がコアいけぶくろで開かれた。主催は沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック。会場は満席で、あふれた人が通路・壇上に座りこみ、集会は進められた。

 9日朝、防衛施設局は20隻以上を動員して辺野古での「事前調査」(現況調査)を再開。文字通りの緊急集会となった。このため、発言を予定していた安次富浩さん(ヘリ基地反対協議会)、平良夏芽さん(平和市民連絡会)は現地を離れられなくなり、出席できなかった。

 集会プログラムは大幅に変更になり、最初に5月7日~19日の阻止行動の映像が上映された。9日昼の行動の写真が映し出された。

 平良さんと安次富さんが電話でメッセージ。海に潜って疲労困憊している状態で電話口に出た平良さんは「見事に襲われた。だが、海に出て作業を止め続ける覚悟だ。まだまだ人が足りない。集まってほしい。反対協の船、ボートがもっと必要」と一層の支援を訴えた。

 安次富さんは「今日、海上保安庁は四隻の巡視船を出してきた。前回カヌー隊の闘いでできなかった観測機器の補修をしようとしてきた。

 5月18日、海上自衛隊のダイバーが機器設置を行った。「ぶんご」派遣は自衛隊が住民運動に初めて銃口・砲門を向けるものだ。これは島袋市長・仲井真知事に対する恫喝でもある。軍隊=自衛隊が沖縄問題で登場した。県民の心を軍隊で圧殺しようとしている。県民の七〇~八〇%は新基地に反対している。私たちは決してくじけない。あきらめない。勝つ。厳しい中から次の反撃へ。糸数さん、山内さんの当選を訴える」

 二人の代わりに沖縄から駆けつけた本永貴子さん(那覇ブロッコリー)が東村高江の反対闘争について報告。「軍・兵隊は命を守ることにならない。私たちがつながることが力強い力になる」

 続いて、集会タイトル「沖縄の海も山もクニのものかッ!!」という発言で、沖縄に基地を押し付ける日本政府を追及した山内徳信さん(基地の県内移設に反対する県民会議共同代表)が発言。「この闘いは絶対に勝てる。島ぐるみ闘争を国民ぐるみ、さらに国際ぐるみにした時に勝てる。問題を国際問題化する。アメリカでジュゴン裁判に取り組んでいる。

 基地容認派は安保・地位協定の現実を知らない。安保も地位協定も人間が作った仕組み。解決できるのは人間。辺野古新基地ができればオスプレイが配備される。原潜、原子力空母がいつでも接岸できるアジア最大の発進攻撃基地となる飛行場が作られる。

 弱いはずの民衆が最後には勝つ」

 各団体からの発言が行われた。上原成信さんは参院選へ山内さんの応援を訴えた。