5月20日、川田龍平集会 | 格差と戦争にNO!

5月20日、川田龍平集会

川田龍平、参院選へ。

動けば変わる。応援する集会




 520日、東京・日本教育会館で「川田龍平、参院選へ。動けば変わる。川田龍平を応援する千人集会」が開かれ、400人が集まった。主催は川田龍平を応援する会。

 集会は稲村和美さん(兵庫県議)の司会で進められ、冒頭、「寿」による応援ライブ。自宅に泊めてもらったときのエピソードを交えながら、歌で応援。

 次に薬害エイズ裁判からのこれまでの軌跡を振り返る映像が上映された。

 川田龍平本人が登壇。作成中のマニフェスト(案)「動けば変わる。生きるって楽しい、と思える日本へ」について説明。選挙に向けて様々な立場の人を交えて議論が進められている。

 重点政策案は

「薬害を起こさせない監視態勢をつくります」

「格差に苦しむ当事者の声を国会へ届けます」

「憲法9条を話し合い非戦のアジアをつくります」

「タブーに負けず本質的な環境政策を採用します」

 続いて「龍平と国会で実現したいこと」(私の一分マニフェスト)と題し、障がい者、非正規労働者、学生、若者、貧困、沖縄、シングルマザー、反原発、教育、公共事業、ごみ問題、医療、非戦、地方議員、死刑廃止など実に様々な立場・運動の30人が龍平を国会に送り込んで、実現したい一分マニフェストをアピールした。

 明智カイトさん(セクシャルマイノリティー)は「この国はささやかな願いもかなわない。美しい国ではなく、差別社会。セクシャルマイノリティの権利を保障する法整備を」

 阿部悦子さん(愛媛県議)は「過疎地が核のゴミ処分場に狙われている。疲弊する地方にあって、この国のひずみを正そうと闘う人の声を届けてほしい」

 赤石千衣子さん(シングルマザー)が「シングルマザーの平均年収は百六十二万円。パートだと百十万円。政府は来年から児童扶養手当を削り、生活保護母子加算を廃止した。一人親・少数者が安心して暮らせる社会が実現したい」

 保田行雄さん(弁護士・元東京HIV訴訟弁護団)は「感染者である彼が二十歳まで生きられるとは思わなかった。人々にカミングアウトして勇気を与え、国を動かし、自らと多くの人々の命を救った。彼が当時たたかいで、勇気と協同することの大事さを教えた。いま私たち命・平和・人権を考える私たちに必要なのは一緒に協同すること」

 湯浅誠さん(反貧困ネットワーク準備会)は「貧困問題に取り組まない政治家はいらない。貧困に追いやられた若者たちは甘えているとバッシングされる。議員特権などで甘えているのは政治家の方。声なき声を聞き取る政治家になってほしい」

 福士よし子さん(都議、川田龍平を応援する会代表)が「大きなお金を持っているところほど、議員特権を抱えこんでいる。国会議員もそう。自民党の情報公開案は抜け穴だらけ」

 これらの発言を受けて川田龍平さんは、今度共にマニフェストを作成していくことを参加者全体に呼びかけた。

 後半、応援ライブ、テーマソング発表に続き、龍平さんが再度登壇。参院選へ挑戦する決意を語った。

「今年31歳。正直この歳まで生きられるとは思わなかった。多くの人たちのおかげで生きてくることができた。薬害エイズのたたかいの中でいろんな人たちと出会い、ここまで来れたことを幸せに思っている。自分だけの幸せでなく、周りの人も幸せになって自分も幸せになれる。

 三年間の大学講師の生活を離れ東京に出てきたのは、今の大学生が勉強したいと思っても勉強ができない環境になっているから。大学に通いたいと思っても経済的に通うことができない若い人が増えている。若い人はだらしないから、パート・バイトを選ぶのではなく、選ばされている。そのような制度作りが進んでいる。

 選挙で僕も最大限できることをやっていきたい。今回はこれができなければ次がないと思うくらいのチャンス。

 この選挙は楽しい。楽しくなければ続かないし人も集まってくれない。薬害エイズの時も多くの人の駆けつけ、支えてくれた。多くの人が考えて行動し、勝てないといわれた国相手の裁判で画期的な和解ができた。

 この国を変える決意を一緒にやっていく人たちと、これから楽しく安心して暮らすことができる社会を実現していきたい。後悔をしたくない。夢を一緒に実現していこう。」

 最後に行動提起として、事務局長の漢人明子さんが①「チーム龍平ニュース三号」の百万枚配布②街頭・駅頭での宣伝③公選ハガキ集め④七月五日告示日のポスター貼り⑤カンパの取り組みへの協力を呼びかけた。56月、地元・小平など三多摩、二三区での地区集会が開かれる。

▼川田龍平を応援する会

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TEL03―5369―1476 FAX03―5369―1474

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