5・15沖縄「復帰」35年 防衛省抗議行動 | 格差と戦争にNO!

5・15沖縄「復帰」35年 防衛省抗議行動

住民に銃口を向ける自衛艦「ぶんご」の辺野古派遣に抗議

515防衛省抗議行動





515日、復帰35年、防衛省抗議行動&抗議集会が行われた。沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックが主催した。

沖縄・辺野古での新基地建設のための「事前調査」(現況調査)を支援するために海上自衛隊の掃海母艦「ぶんご」が派遣された。軍事組織=自衛隊が、基地に建設に反対する住民に敵対するために、法的根拠もなしに初めて出動した。

 防衛省前では、名護から駆けつけた仲村善幸さん(ヘリ基地反対協議会事務局長、名護市議)が発言。

 「日本軍=自衛隊が再び県民に銃口を向ける。軍事的威圧で反対勢力を潰そうとしている。辺野古の闘いは11年目。圧力を加えようとしても屈しない。戦争への道は許さない。全国各地で共に立ち上がっていこう」

 防衛省へ申し入れを行った後、近くの会場に移動して屋内集会が開かれた。

 集会では、「復帰」35年で沖縄(特に北部)で公共事業依存が拡大し、格差・失業問題が解決してないことが報告された。日本政府は米軍再編法のアメとムチで基地を押し付け続けようとしている。

 仲村善幸さんは講演で「掃海母艦派遣、これはなんだ。沖縄の人々を殺すためにまた来たのか。沖縄は日本政府にとって目的達成のための場所でしかなかった。私は35年前、土砂降り雨の中、核付き返還に抗議した。復帰した日本は美しい国ではなかった。

 北部振興策千億円で財政依存体質は復帰前より悪化している。人口6万の名護市が10万の市と財政規模が同額になっている。弱さ・貧困につけこまれている。戦争への道へ今こそノーを」