1・23千葉地裁の「東峰の森」伐採禁止仮処分申請却下を糾弾する! | 格差と戦争にNO!

1・23千葉地裁の「東峰の森」伐採禁止仮処分申請却下を糾弾する!

 1月23日、千葉地裁は、政府・成田空港会社によるB滑走路北側延伸(2500m化)と新誘導路建設のための「東峰の森」破壊を容認する伐採禁止仮処分申請の却下の不当決定を下した。


 昨年9月に東峰部落は、部落の入会地であり、東峰部落住民の営農生活にとって欠かせない存在である「東峰の森」現状変更(伐採)禁止を求める仮処分申請した。


「東峰の森」(約12・3ha)は、東峰住民の大事な生活・営農の森であり、入会地として育んできた。


 空港会社は、滑走路北伸と新誘導路建設のために、入会権は江戸時代からの村だけ、東峰に入会権はない、東峰に入会の実態はないとデタラメな主張をしてきた。


 これに対して、東峰区住民は水源涵養、生活、防音・防風の林として存在してきたこと。森の入会権が部落の総有で、1955年県農林部林政課の「これまでどおり東峰区の入会権を認める方針」という公文書を見ても、入会権は一貫して認められてきた。東峰の有機農法にとって森は不可欠な存在であることを立証。仮処分決定を求めていた。


 この不当決定に対して、原告=東峰部落住民は「住民の権利を直視しない政治的決定。あくまで闘い抜く」と声明を出した。
 東峰部落は直ちに抗告の方針だ。


 この不当決定をテコに、空港会社は2月中旬にも、「東峰の森」を破壊・伐採する工事の開始を画策している。


 「東峰の森」破壊工事着工を許すな!


 (1月23日)