「あなたの生きがいはなんですか?」と聞かれると

 「懸賞です」

と即答してしまいます。懸賞こそ、夢と希望なのです。
 わが人生をふりかえると懸賞のない生活などは考えられないのです。

 決して今の生活に満足していない、精神、物質面でもっと、もっと欲深い気持があります。
 夫も、50歳になり仕事で忙しく、毎日夜10頃帰ってきます

。子供から手が離れ、家政婦だけやって満足できるわけがありません。
 今しかないと文章の勉強を一生懸命やっていると、

読者から、
 「夫を大切にしなさい!家庭を大切にしなさい」

いう忠告の矢がとんできました。
 夫や、子供も確かに生きがいの一部かも知れませんが・・・・・・。

それだけ求めていたら、私自身の生きがいがないのです。ゆえに、病気になっていたかもしません。
 「懸賞」という夢をもち続け、それにより希望を見つけました。
 夫は、古女房には関心を持たなくなり、仕事で疲れて帰ってくると、「フロ」「メシ」といい、寝てしまいます。不平不満もいっぱいあるのですが、

懸賞をして当選した時のことを考えると、とてもハッピーな気分になるのです。それを忘れて一生懸命になれるのです。
 最近は、ウツ病になり、人生に絶望を感じ、自殺する人がいます。

人は生きていく上で希望というものがあリます。人は生きがいを失なった時、死を選ぶのだと思います。