おはよーございます~~

ホーシャレーキャクで
ガンガン気温が下がっています~~

昨日、実家の父と電話してたら~
私の実家は山沿いなんで
更に気温が低く
洗濯物が干すしりから
凍ってた★
と、言ってました~~
実家の父~
独り暮らし頑張ってます~~

そろそろ
父の顔を見に行かなアカンなぁ~~

さて
父をたまに思い出したりしますが…
私は2月の声を聞くと思い出す人がいます…
今から20年前…
娘が25才になるんで…それくらい昔ですね…
私は子供二人を連れて近所の公園によく遊びに行ってました~
毎日顔を合わせる友達も出来ました~
『○○ちゃんのお母さん』と言われてた時代ですね~
ある意味懐かしい(笑)
ある日…
初めて見るお母さんと女の子が居ました~
女の子はスッゴク可愛くてお人形さんみたいでした~
その女の子の名前は
『エリカちゃん』
でした~
エリカちゃんのママは私と同い年
エリカちゃんは私の娘と同い年~
直ぐに仲良くなりました~

エリカちゃんのママは看護師さんをしてて
十●病院に勤めていました~
看護師さんのシフトで公園で遊べない時は
エリカちゃんのお家で遊んだりしました~
エリカちゃんには
優しいお父さんがいました
エリカちゃんの優しいお父さんは
仕事をしてませんでした…
エリカちゃんのママの代わりに
育児や家事をしていました~
私が子供二人を連れて家に(アパート)に遊びに行くと
エリカちゃんの優しいお父さんは
いつも洗濯をしていました~
エリカちゃんの優しいお父さんは
自然なものが好きで…
食べるもの
着るもの
部屋にあるものに
こだわりを持ってました~
テレビは無く
夜になっても
電気はつけずに
ローソクやランプをつけてました~
いつもお香を炊いていて…
良い香りが部屋を充満していました~
なんか
仙人みたいな
世捨て人みたいな
不思議な静かな生活を送る家族でした~
私は
エリカちゃんの優しいお父さんがいれてくれる
タンポポの根のコーヒーを飲むのが楽しみでした~~
ある時…
エリカちゃんの部屋に私の知らない花が飾ってありました…
私は
『この花は何?』
と、聞くと…
エリカちゃんのママはその花が
『エリカ』
という花で
エリカちゃんのママはエリカの花が好きだから
エリカちゃんに
エリカと名付けた…
と教えてくれました~
そのエリカって花は
可憐で可愛くて
まさにエリカちゃんにぴったりな花でした~
エリカちゃんは
いつもニコニコしている優しい女の子でした
騒ぐ事も
泣き叫ぶ事も
無理も言わない子で
いつも
うちのヤンチャ二人の子供を
楽しそうにニコニコ笑いながら仲良く遊んでました
しばらく
公園でも
エリカちゃんと会わず
エリカちゃんちに電話をしても
連絡が取れず…
(この時代は携帯が普及してないので家電が連絡ツールでした)
連絡が取れないまま…
私も仕事が決まり
子供たちを保育所に入れる事になり
ぜひとも
エリカちゃんに会いたいと思いました…
アポ無しで
エリカちゃんちに行ってみました…
エリカちゃんの優しいお父さんは洗濯をしていました…
エリカちゃんの優しいお父さんは
私を見て
少しビックリした様子でしたが…
部屋に招き入れてくれました…
部屋には
エリカちゃんはいませんでした…
なんだか…
荷物も減ってました…
私の子供二人は
『エリカちゃんは?』と聞きます…
エリカちゃんの優しいお父さんは
いつもの様に
私にタンポポの根のコーヒーをいれてくれながら…
『妻とエリカは出て行きました…』
と…言いました…
私はビックリしました…
『エリカは白血病なんです…』
え★知らなかった!!
私は声にならず
エリカちゃんの優しいお父さんの顔を見ました…
『もともと籍は入れて無かったんです…
多分、妻の実家に帰ったんじゃないかと…』
『何処に居るか分からないんですか?
エリカちゃんは入院してるのですか?』
私はやっと声が出た…
『はい…知りません…そういう約束でした…』
私は頭が整理出来なくて
次の質問も出て来なかった…
エリカちゃんの優しいお父さんのいれてくれたタンポポの根のコーヒーを飲んで
帰る事にした…
娘が私の顔を覗きこんで
『あーちゃん…エリカちゃん、お出かけなん?』
と聞いた…
『うん…お出かけやねんて…帰ろうか…』
エリカちゃんちのドアの外に
エリカが置いてあった…
エリカは綺麗に咲いていた…
ひっそりと
寒い風に揺れていた…
あれから20年…
2月になると
エリカちゃんと
エリカちゃんのママを思い出す…
どうしてるんやろか…