引き続き、同窓会の話…








キャンディーズトリオ役なら
ミキちゃんの役
アダ名は『アヒル』の
世話人役の【ノンちゃん、】が…




オッサン先生の奥さんからの
手紙を読んだ…




本当はその奥さんを
ご招待していたのだが…








『今日は
Iの為にお集まり頂きありがとうございます。
Iも教師冥利につき
草葉の陰から喜んでいると思います。
教え子の立派な姿を
Iもさぞかし、見たかったと思います。
本日は、世話人の方に
Iの代わりに出席をご要望頂きましたが
わたくしも高齢で
一歩が出ず
こんなわたくしが出席するよりも
何十年ぶりの同窓生の話に華を咲かせ
Iの話に何の気兼ねもなく
華を咲かせてくださいませ…

ありがとうございます









顔も知らないオッサン先生の奥様の言葉にしんみりとした…








続いて…
各自、先生との思い出を披露する事になった…




私は世話人の隣の席だったので
すぐに順番が回ってきた…








私は
オッサン先生が
ソフトボール部の顧問をしてたので
顧問らしくない
その練習指導と
やはり
進路決定で
東京の短大に行く推薦状を
あっさりと書いてくれた思い出を話した…









親も反対してた
東京行き




でも、私の中では
親の反対よりも
オッサン先生の推薦状が1番の難関であり
先生が推薦状を書いてくれない
東京へ行く理由を
根掘り葉掘り聞かれたら…
東京行きを断念し
京都の短大に行くつもりをしていた…




それほど
オッサン先生の推薦状に賭けていた…




オッサン先生の『アカン』
が別に親より重い訳ではなく
東京に行きたい本当の理由を
私も良し悪しが分からずにいたので
ただ、先生の一言に賭けたかっただけの話…




そして…




オッサン先生は
あっさりと理由も聞かずに
『行けや』




で、東京行きは決定、実行された…




先生の一言は
私の人生に大きく影響した…




この歳になり
あの東京行きがなければ
今の自分は無かったかもしれない
と、フト思う…




そう思うと
オッサン先生に感謝ひとしおです…
ありがとうございます








あの当時…
私の東京短大行きは
J子ちゃんと親しか知らなかった…
高校卒業間際まで
私は仲の良い友達にも
言わなかった




そして…
東京の短大に行くとみんなが知った時
みんなは…
色々思ったと思う…




その言葉をはさむ隙も与えず
私は東京へと…




みんなが
何十年前に知りたかったその経緯を…
何十年経て
初めて私の口から…




もちろん
もう
みんなは
そんな私の東京行きの話は
記憶の彼方に追いやられてると思う…




私自身も過去の忘れてしまいそうな
人生の岐路…








オッサン先生が思い起こしてくれたんだと思う…








しばしのタイムスリップ…








今だから証されるあの時の話…









同窓会とは良いもんだ(笑)








約束通り
街の教会で
結婚しようよ~








約束は果たされない…
それも青春や★★








続く…