洗濯物を干してたら…

猫の額ほどの我が庭の…

沈丁花の花の香りが…
ぷ~~~ん~~

我が家は白い沈丁花です。
22年前、平成元年にお腹に息子を宿しながら、この借家に引っ越して来ました。
小さい庭ですが、私は木が好きなので、四季に庭を彩ってくれる木を植えようと思いました

沈丁花が好きだったので、春の花として沈丁花を植えようと…探しましたが…
ピンクの沈丁花は中々売って無くて、白の沈丁花ばかりが売られてました。
近所の沈丁花を見たら、やはり『白』の沈丁花が多いのです。
(なんでだろう
)

と思いつつも白い沈丁花を植えました。
ある時、近所の植木の好きなお婆ちゃんに会いました。
白い沈丁花の疑問を聞いてみました。
そしたら…面白い話を教えてくれました。
昔昔…
ロングロングアゴー…
イエンナルイエンナル…
源氏と平家の戦いがあった頃…
(エライ昔やな…
)

平家は源氏に圧倒され、四国へ逃げようと我が街を通りました…
そこで我が街にある『瑞輪寺』にある観音様の像に心を惹かれ…
この街に隠れ落武者が何人か出たそうです。
平家のふるさとの花が『白い沈丁花』だったそうです。
落武者達は、白い沈丁花を植えてふるさとを忍びながら、我が街の観音様を信心しながら住み着いたそうです。
ほんまか嘘かしりませんが…
お婆ちゃんはそんな噺を聞かせてくれました。
この噺にはまだ続きがあって…
織田信長の家臣が、我が町のその瑞輪寺の観音様を焼き討ちし、その祟りで、織田信長は、本能寺で焼き殺されたと…

これも…
ほんまか嘘か知りませんが…
私はこういう教科書に無い話が大好きです(笑)
この瑞輪寺の観音様、今でも焦げたままでありますよ。
ご案内しますよ~

洗濯物を干しながら、そんな噺と今はもう居ないお婆ちゃんに想いを馳せました…
