昨日、幼なじみのJ子ちゃんからメールが来た…




J子ちゃんとは、小学3年生…チビまるこちゃんと同じ学年からの大・親・友~~
そう、まるちゃんとたまちゃんみたいなモノです。
(ちなみに私は小学生の頃、三つ編みをしてました)




彼女とは下町の家族的ぐるみのな付き合いで、もう姉妹、双子の様に生活してました。




泊まりっこは、もちろん、パンツの貸し借りも、学校の行き帰りも銭湯もいつも一緒でした。




40年経った今でも、大親友モードは変わらず付き合いは続いています。




親が知らない事も彼女はたくさん知ってます(笑)




彼女は私のブログも常に応援、ツッコミも入れてくれますが…
あまりにも過激なコメントの為、私が出入り禁止にしました(笑)




今は、メールでツッコミいれてきま(笑)






そのJ子ちゃんには、娘が二人います。




その下の娘ちゃん(私の息子と同い年)に…とうとう彼氏が出来たのです!!




昨日、その娘ちゃんは、彼氏にプレゼントする為に手作りケーキを作ってたそうです。




したら、J子ちゃんのお母さんがやって来ました。(近所に住んでます)




J子ちゃんのお母さんは、孫の恋愛事情に理解を示し大応援!
彼氏の名前を連呼してたいそう喜び、デートの軍資金まで渡したそうです…




『まったく!孫には甘いんやから!!』
とJ子ちゃんのぼやきメールに…




…私は
『ある事』
を思い出しました…。




ほろ苦いJ子ちゃんの『初恋物語』です。








小学生の時…
J子ちゃんは、同じ学年の水泳部のO君が好きでした。
J子ちゃんも水泳部でした。




O君は今でいうイケメンでとてもハンサムで色黒で背が高くて、水泳をしてるので、とても小学生とは思えない逆三角形の体型で競泳用の海パンが格好良かったです。
みんなが憧れてた男子でした。
水泳も将来を有望視される実力で、小学生としての記録を打ち立ててました。




私達二人は、遠くに見つけてキャアキャア喜んだり。
O君の家を自転車に乗って探しに行ったり、二人で泊まりっこして、「O君と結婚したらOJ子になるで!!」「キャー♪♪」とか、想像ごっこをしたりしてました。




J子ちゃんは、今でいう小泉今日子バリのキュートで可愛いタイプでした。
O君もJ子ちゃんに好かれているのはまんざらでもなさそうで…そのエエ感じの二人を囃し立てる男子も現れ、学校中の噂にもなりました。
注目のビッグカップルてな訳です。




とはいえ…別になんの進展もなく…私達は中学に進学しました。




J子ちゃんもO君も水泳部に入りました。




さて、二人の幼い恋に…進展は…あるか!!!???




て…時にJ子ちゃんは引っ越しが決まり、中学も転校する事になってしまいました!!




そして…O君も水泳留学で広島の高校へ行ってしまい…二人の幼い初恋は…自然消滅してしまいました。




私達も大人になっていき…風の噂で、O君は水泳で東京の中央大学に行った…と聞いたりしました。




J子ちゃんも高校に上がり、同じ放送部のN君が好きになりました。




そして、N君と愛を育み、7年間付き合い、結婚する事にあいなりました。






ある時…
J子ちゃんは、結婚準備の為に家の引き出しを整理してました。




すると…手紙が出て来ました…




幼い字で…
『●●J子様』
と…書いてあります…
切手も貼ってあります…




差出人は…




O君!!!
でした…




封切られた封筒を逆さにすると…




半分のハートのペンダントが出てきました!!




手紙には…
幼いけど綺麗に書いた字で…




『●●J子様


ぼくも君が好きです。

付き合ってください。

ぼくもハートのペンダントを持っています。


Oより』




J子ちゃんは…
(な、な、な、なんな~~~~~~~~~ん!これ!!!)




多分、J子ちゃんのお母さんがこの手紙を受け取り、中身を見て、J子ちゃんには見せずに、封印してしまったんでしょう…。




J子ちゃんは、手紙を握りしめ…笑ったけど…、涙が止まらなかったそうです。




ほろ苦いJ子ちゃんの初恋物語です。




私達、オバハンにも…初恋のドラマくらいあります(笑)




J子ちゃんと、その話を思いだし、メールは続きました。




私『あの手紙、J子ちゃんが受け取ってたら、どないなってたやろかね?』




J子『ほんまやなぁ~~!!運命変わってたかなぁ~?(笑)』




私『おばちゃん(J子ちゃんのお母さん)も、手紙隠しておいて、孫の恋愛に軍資金はないよなぁ~~!!』




J子『ほんまやで!!初恋返せ!ちゅうねん!!…けど…O君のどこが好きやってんやろか?思い出されへんわ…ただただ好きやった!ってしか…』




私『初恋はそんなもんやんなぁ~~
韓国ドラマやったら、その手紙握り締めて、雪の中、O君を探しに行くねんけどなぁ~~婚約式を控えても~~』




J子『冬ソナかい!!??(笑)』




私『初恋が帰って来たら、あなたはどうしますか??』




J子『オッサン、オバハンになってる姿見て、初恋は逃げます~~(笑)』




私は…あのハートのペンダントと手紙をどうしたか…J子ちゃんには、聞いてません。
O君も…J子ちゃんからの返事を待ちながら…その後、ハートのペンダントはどうしたんでしょうね…








※このJ子ちゃんの初恋物語は、本人の了解を得て書きました。