ネットの海をぷかぷかと漂う。暇なのです。遊ぶ友達なんかいないんです。でもそれでいいんです。だって私、人に合わせることができないんですもの。悲しくなんかありません。ええ。決して。

さて、そんな悲しい暇つぶしの最中、私は1件の気になる記事を発見しました。

 

「7時10分前って何時だと思いますか?」

 

そんなの普通に6時50分だろ。何言ってんだこいつは。そう思いながら記事を開いた私。

しかし読んでみると、確かになるほど、一体何時なのだろう。そう少し考え込んでしまう内容だったわけです。

 

 

ある朝、洗面台にいた夫から時間を尋ねられた妻。時計を確認し7時10分前だと告げると、夫は間に合わないと大慌て。だがそのあと、リビングに戻って来た夫は時計を確認し「まだ7時になっていないじゃないか!」と驚いてしまったというのです。

つまり、妻は6時50分という意味で7時10分前と告げたが、夫はそれを7時10分の少し前。すなわち7時7~9分頃だと受け取ってしまったという話。

これをきっかけに喧嘩が勃発。お互い自分の主張が正しいと一歩も譲らないらしいです。そんなことで喧嘩ができるって素晴らしいですね。私には喧嘩する相手もいないのに。ケッ!

この疑問はネット上でも議論が交わされ、この夫婦のようにお互い譲らない罵り合いへと発展してしまっていました。ほん怖。そんなことで熱くならんでもええやんな。どうでもいいけど国会は罵り合いじゃなくてきちんと討論をしてください。見ていて何してんだこいつら感が半端ないです。

 

さて、それで私は考えたわけですよ。この足りない脳みそで。どちらの主張が正しいのだろうかと。どちらが間違っているのだろうかと。具体的には20分くらい。はっきり言って時間の無駄です。もっと違うことしなさい。でもその無駄な時間が人生には大事なのです。だから私の人生は無駄だらけ。えっ? 話が脱線しすぎ? あ、そうなんだ。で?それが何か問題?

大体こんなの、どちらが正しいとか間違っているかそんな風に考えるのが間違っているのです。 だってそんなのその時の時刻や状況。その人の感覚によって変わるのですから。

7時前であれば6時50分だし、7時過ぎであれば7時7~9分なのです。アバウトな時間でよければ10分前だと考えても不思議ではないし、正確な時間を知りたかったら10分の少し前だと考えてもおかしくはないのです。

7時を過ぎていることが分かっていれば、たとえ6時50分だと主張する人でも7時10分前は7時7~9分頃だと考ると思います。逆もまた然り。

 

ていうか6時50分派の人は「7時10分より少し前って意味合いで7時10分前なんて言うやついない」なんて主張していましたけれど、言いますよね。6時50分派の私言うのですけれど。

例えばこの画像。

 

 

これ、10時10分前って言いません? 特に細かいメモリがない時計。8分なのか9分なのか分っかんねぇ時。言いますよね? え? 言わない? 

言うんだよ!

 

あとですね、6時50分派の人が「じゃあ7時10分前集合って言われたら7時9分に集合するの?」とか言っていましたけど、7時10分に待ち合わせする人って滅多にいませんけど? 電車とかの時間の関係でそうなることも有り得なくはないけれど、夫は現時刻を聞いているのであって集合時間を聞いているわけではないんだが?? 時刻を知りたいんだから7時10分前って言われて7時10分頃だと捉えても不思議じゃなくね?


この夫婦にこんなすれ違いが起きた理由はひとえに、夫には現時刻がわからず、遅刻をするのではないか。7時を過ぎているのではないかと戦々恐々としていたから。

妻はややアバウトに答えた。しかし夫はやや正確に捉えた。それだけの話。