21世紀を迎えたころからメディアを中心に、『若者の〇〇離れ』という言葉を耳にするようになりました。
しかし、そのようなことは昔から囁かれていたのです。いつの時代も大人というものは、自身の若かりし頃と若者たちとの差異に戸惑いを覚え、愚痴を一つこぼしてきたのです。「最近の若い者はなんだ」と。
私も今や30過ぎ。熟年層からすればまだまだ若輩者ですが、一応私も大人です。どこにでもいる大人です。故に感じているのです。若者との差異を。戸惑っているのです。若者との差異に。若者は離れているのです。引き波のように。なにから。人間から。

記憶に新しいピョンチャンオリンピック。漫画を読む傍ら横目でチラリ。驚愕しました。雪上を羽ばたく姿を見て。氷上を駆ける姿を見て。寸分違わずストーンを放る姿を見て。人の合間を縫ってパックを打ち込む姿を見て。私は思ったのです。

こいつら人間やめてんな……

名探偵コナンといえば大人気の推理漫画です。
謎の組織に口封じのため飲まされた毒薬の影響により、幼児化してしまった工藤新一。彼は周りに危害が及ぶ事を恐れ、正体を隠し江戸川コナンとして様々な難事件を解決していく。というわざわざ説明しなくともよいほどに有名な漫画ですけれど、この新一君が飲まされた毒薬。名称『アポトキシン4869』は、実は毒薬などではないのではないか。私そう思っています。では一体なんなのか。決まっています。あれは進化薬です。間違いないです。人を新人類へと至らせる神秘の霊薬なのです。
しかし、常人には急激な進化に耐えられない。故に死に至るのです。コナン君は耐えきったのです。つまりコナン君は進化した新人類なのです。
え? そんな馬鹿なあり得ないだろうって?

お前これ観ても同じこと言えんの??



どう考えても人間の動きじゃない……(白目)
ホント若者の人間離れは深刻やでぇ……



あっ、コナンの映画は面白かったです。安室さんの運転技術が人間離れしていて。
そして、コナン君に苛立ちをぶつけられた時の哀ちゃんの反応。文句を言い返すのではなく、そっと一言

「何かあったの?」

これがコ哀。これこそがコ哀。
尊い。好き。