統一教会で韓国人と結婚し韓国へ行った女性に対して、今や世間からは、

マインドコントロールされて韓国に行き、今も韓国人の夫によって苦労させられ、苦しい孤独な毎日を過ごしている。

となっています。

だから韓国へ行った女性に対しても救済が必要だ、となるみたいです。

確かに経済的に大変な家庭はあります。

私が所属していた教会は、韓日家庭が多いです。

が、その家庭によって経済状態の差が大きすぎました。

ソウルなどの大都市ではないけれど、大企業もあるし、その大企業の下請けとなる中小企業もあり、そこで仕事をしている教会の韓国人男性は多いです。

大企業勤務で年棒1億ウォンの男性も数人いました。
いっぽうで、仕事が長続きしない男性もいました。

私は韓国に来てから、大変な家庭の女性に何かしてあげられることはないか、と思っていました。
そして一応、何人かのひとに、何回か、自分のできる範囲で、してあげたことがあります。

しかし、結局やめました。

私の場合は、感謝されるのはその一瞬だけで、その後は教会で会っても、あちらから挨拶するとか、声をかけては来ない。それだけでなく、そのときしてしてあげたこと以上のことを要求されたりしました。

 

今でも仲良くしているオンニ(お姉さん)、彼女はまだ教会に通っていますが、このオンニは手先が器用でミシンで色々作ったりしています。

あるとき、経済的に大変なひとに頼まれて、気安く服の修繕をしてあげたところ、次々と同じようなことを要求され(もちろん無料で)、結局は他のことを理由にして断ったところ、教会で会ってもツンケンされた、と話していました。

 

韓国では服の修繕など、クリーニング店で日本よりもずっと安い価格でしてくれます。

私が仲良くしているそのオンニに頼んだひとも、クリーニング店に依頼する余裕があれば、そこでお金を出してしたことでしょう。

断られて腹をたてる、ということもなかったでしょう。

 

誰でもそういう状況になれば、あり得ることかもしれません。

 

外国生活をする中で、お互い助け合ってずっと付き合いを続けていける関係になることもあれば、そうならない場合もある、ということを経験しました。

 

だから、救済を!と言っても、現実には難しいことがたくさんあると思います。