私が日本で所属していた統一教会の青年支部には、お母さんが先に統一教会に来て、お母さんから伝道された2世もいました。

 

お母さんは統一教会で言うところの「壮婦」という立場です。

小川(仮名)さんとは少し違います。小川さんの両親は、それぞれが独身の時に統一教会に来てその後教会の結婚をしました。

 

壮婦のお母さんから伝道された女性4人とは接する機会が多かったです。

この4人は1995年の36万双のときに韓国人男性と結婚しました。

 

この4人をA子さん、B子さん、C子さん、D子さんとしますと、

まずA子さんとは、韓国から日本に行く船で会いました。

お互い一番上の子どもが小学校低学年だったと思います。

私が子どもふたりと和室の個室に泊まったので、子どもたち同士でトランプをしていた記憶があります。

A子さんとはたぶん10年ぶりぐらいに再会したのですが、ご主人とは仲良く暮らしている様子でした。それに顔を見て話していれば、幸せなのかそうでないのかがわかります。

今のカカオトークにも、家族全員(ご主人も含め)で日本の実家に行って、日本の家族と写した写真をあげています。

会ったときはA子さんの末っ子は赤ちゃんでしたが、日本語を教えるアルバイトをしていると言っていました。赤ちゃんがいるので教えるのは難しいと言っても、他の家族が赤ちゃんを見てくれるから続けてほしいと言われていると話していました。

A子さんの住むところは大都市ではないけれど、中都市で大きな企業もあります。

A子さんが所属する教会の日本人のほとんどが、日本語を教えるアルバイトをしていると話していました。

 

次にB子さん。

教会の日本人同士が交流するネットの場で再会しました。

子ども二人いて仲良く暮らしているようでした。

彼女もカカオトークに、日本のご両親と自分の家族全員を写した写真をあげています。

 

そしてC子さん。

C子さんのことは韓国に来てからどうしているのか知りませんでしたが、B子さんがよく知っていて日本で暮らしていいるということでした。問題なく暮らしているようでした。

 

最後にD子さん。

彼女とも教会の日本人同士が交流するネットの場で再会しました。

D子さんはもともと芸人気質がありました。

そのため、韓国のテレビに出てレポーターのような仕事をしていました。

韓国人のタレントと韓国の地域を訪れて、その地域の人と話して面白く楽しく地域の紹介をしていました。

 

私は日本でよく接していたこの4人の女性たちが、結婚して家族仲良く暮らしているのを知って本当に良かったと思いました。

統一教会の信仰2世にはこういうひとたちもいるということです。

 

今、統一教会の信仰2世で韓国人と結婚した女性の悲惨な体験が本になっています。

ヤフーの記事で見ました。

このかたは嘘ではなく本当に悲惨な体験をしたのでしょう。

彼女の人生を見て、だから統一教会は悪いんだ、となるでしょう。

そのことは全く否定しません。

 

最近の統一教会の報道を見て、統一教会もたまには「いいこと」をしたな、と思います。

その「いいこと」とは、多くのひとに「飯の種」を与えたということです。

統一教会で結婚した信仰2世には、↑で書いた4人の女性のように普通に仲良く暮らしているひともいるのですが、テレビで悲惨なひとのことを話題すると視聴率は上がり、統一教会のことを書けば本が売れます。

「他人の不幸は蜜の味」というように、テレビに出て統一教会のことを批判するとか記事にするとか本にする立場でないひとには、自分の正義感を満足させることになりました。

こういう面を見れば統一教会もたまにはいいことをしたのではないか、と思います。

 

ただ本当に2世の救いを願うなら、批判だけではなくて、例えば親元から離れたいという2世がいるのなら、ワンルームマンションにでも一時的に住めるようにし、経済的に自立してあげるようにするなどの援助が必要だと思います。

韓国から帰りたいという日本女性に対してもそうです。

 

私も余裕があるなら、日本にワンルームマンションでも借りて、そういう女性が一時期住めるようにして何か仕事を見つけれるようにしてあげたいです。

けれども、日本で仕事を見つけることのできる地域で、ワンルームマンションとなると、管理費などを含めれば5万円はかかるのではないのでしょうか?

 

私ひとりで毎月5万円など負担できませんが、同じように考えるひとが10人いればひとり5千円、20人いればひとり2500円の負担となります。

 

こんなことを考える今日この頃です。