コロナの影響でオープンが延期になっていた、"こども本の森 中之島"へ行って来ました
こども本の森は大阪市出身の安藤忠雄氏が建築した児童向けの文化施設で、0歳児から中学生までを対象とした絵本・童話・小説・図鑑・洋書等、あらゆるジャンルの子供向けの本が約1万8千冊揃えられています。
現在、入館にはインターネットでの事前予約が必要で、予約時間帯は1日4回(9時30分〜11時、11時30分〜13時、13時30分〜15時、15時30分〜17時)の入れ替え制で、1回あたりの定員は50名です。
平日は大人のみでも可、土日祝は中学生以下の子供連れのみ可とのこと。
入館予約受付の日は予約が殺到して、あっという間に満員になり、一時サーバーがつながりにくかったとか。
実は数年前に実家の母が中之島に子どものための本の施設が出来ると載っていた新聞記事をくれて以来、完成を心待ちにしていた私。
けれど日常生活がバタバタと忙しく、予約のことも忘れていたそんなある日の夕方、子供の夕飯の準備をしている時に、"今日の朝の情報番組でこども本の森の特集をしていたなぁ"とふと頭に浮かび、ホームページを開いてみると7月分の予約は全て埋まっている中、何と翌日の11時30分〜13時の回で残り一枠だけ空いているのを発見(キャンセルが出たと思われる)
しかも平日は子供の幼稚園の送り迎えがあるので、この時間帯しか行けない
これはもう神様が私に行きなさいってプレゼントしてくれた時間だよね、ということですぐに予約を取って、早速次の日に行って来ました
中に入ると
まずはお土産コーナーがあります。
堂島川を眺めながら読書できます。
施設内は
見渡す限り、本、本、本
この階段の下にも
実は本棚があり、下の引き出しにも本が隠されていて、子供が大好きな宝探し気分で読書が楽しめます
この空間は・・・
中に入ると
閲覧席
本棚の間にも閲覧席があります
本から引用された名言たち
これを読めばノーベル賞間違いなし
私が小学生の頃に読んで非常に衝撃を受けた、三田村信行の「おとうさんがいっぱい」や、亡くなった叔父が買い与えてくれたものと同じ「アンデルセン童話集」などがあり、手に取ると夢中になって読んでいたあの頃の自分が思い出されました。
私が本の面白さに目覚めるきっかけを作ってくれたのはこの叔父のおかげです。
叔父は世界中の名作と呼ばれる本を次々とプレゼントしてくれて、小学生だった私は時間を忘れて本を読むのに没頭しました。
その頃に読んだ本から受けた影響は今も私の根底に残っていて、学生時代には司書の資格も取り、間違いなく私の人生を豊かにしてくれています。
私には今3歳になる子供がいるのですが、叔父が私にしてくれたように、今度は子供に私が幼少期に感銘を受けた本を薦めて、本を読むきっかけをプレゼントしたいと思います。
こども本の森にはそんなきっかけを与えてくれる本がたくさんあるので、是非次回は子供と一緒に来たいです
名作というのは親から子へ、子から孫へとこうやって世代を超えてずっと読み継がれるものなのだなぁと改めて感じました
あー、こんな素敵な職場で働けたら最高ですね