結婚は30代前半で気ままな夫婦二人暮らしをしていた私。

もともとあまり結婚願望もなく、更に子供は欲しいと思ったことがなかったので、成り行き(笑)で結婚後は専業主婦生活を少しした後、パートで働きながら仕事が休みの日には友達と遊び、週末は主人と二人でいろいろ出掛けるなど楽しく過ごしていました。

主人が飲み会で遅くなる日などは好きなご飯を買ってきて、好きな本を読み、好きなテレビを見ながら「あー、何て幸せな時間音符」と自分一人の時間を満喫ハート

そんな気ままな生活が楽しくて楽しくて、今日が良ければそれで良し!の私だったため、これから先、夫婦二人でどういう人生を過ごしていきたいかなど(老後も含め)全く考えたこともありませんでした。

いま思うと結婚していても気分は独身のままでした。(主人は同居人(笑)?)

 

そんな生活が一変した運命の人間ドック。

腎臓に腫瘍があると指摘され、その後検査を重ねた結果ほぼ腫瘍が悪性であるだろうと告げられて手術を待つ日々の中、その日は用事があって実家に帰省していました。

2階の部屋で私一人仰向けに寝ながら天井を見上げ、ふと今までの自分の人生を思い返していました。

(学校も卒業して、就職もして、結婚もして、楽しかったし私の人生思い残すことはないなぁ・・・うん?そう言えば子供を産んでいない・・・。子供・・・!!

この時です、初めて子供について思い、考えたのは。

昔から子供に興味がなく出産には恐怖しかなかった私は、両親(特に母)や周りの人達からも"早く産んだほうが良いよ"と勧められても右から左の馬耳東風。

ですので結婚後も子供を産む、お母さんになる、ということを一度も考えたことがありませんでした。

(私、子供が欲しいビックリマーク母がしてくれたように私も無償の愛が注げる存在が欲しい!!

そう思うともう気持ちが止められず、両親、主人にも気持ちを話し(当然、みんな大変驚いていましたが)、次回の診察の時に主治医の先生へ腎臓がんでも子供が産めるのか尋ねたところ、悩みながらも「うーん、検査結果にもよるけど妊娠は術後1年後ぐらいからかなぁ」と言われました。

そして手術は無事終わり、再度質問すると検査結果・経過を見た先生から「術後半年後から妊娠しても大丈夫」と言ってもらえました。

その時、私は30代後半。

年齢的にも身体的にも妊娠できるのか等いろいろ不安はありましたが、約半年後に妊娠することができ、無事出産し、今子供は3歳になります星

妊娠適齢期の女性が腎臓がんに罹患することが殆どないせいか、腎臓がん後に妊娠・出産された方のブログがなかなかなく、やっと見つけた時には私にも希望があるかもととても嬉しかったです乙女のトキメキ

それにしても私の場合、腎細胞がんになったのは子供を授かるためだったのかなぁと思えてなりません黄色い花