英検2級では、ライティングとスピーキングの攻略が最重要。
配点:リーディング650点、リスニング650点、ライティング650点、スピーキング650点
特に英検S-CBTは、4技能を一度に受けられるので、対策して一気に合格を取りましょう。
スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングという受ける順番にも注意
下記の動画を見てから解答パターンを覚えてしまってください。
英検2級ライティング攻略【要約問題&意見論述問題のコツ】
https://www.youtube.com/watch?v=ZaIdr-si4uU
はじめに:英検2級ライティングの重要性
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ライティングは、英検2級の合否を左右する最も重要な科目です。
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多くの受験者が苦手意識を持っていますが、それは単語力や発想力の問題ではありません。正しい「書き方」を知らないだけです。
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リーディングやリスニングと違い、ライティングはコツを掴めば短期間で大幅なスコアアップが可能。
レベル感と特徴
- 一見難易度が高いが、準備しやすく対策効果が高い
- 単語や文法は中学レベルで十分
- 採点基準は比較的甘め
- 短期間での大幅な点数アップが可能
1. 要約問題の攻略法 (45〜55語)
2024年度から導入された新形式。150語程度の英文を要約します。文章構成はパターン化されているため、対策は難しくありません。
出題文のパターン
必ず以下の3段落構成になっています。
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第1段落: 「こういうことをする人がいる」というメインテーマの提示。
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第2段落: そのテーマのメリットを具体例を挙げて2つ説明。
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第3段落: そのテーマのデメリットを具体例を挙げて2つ説明。
高得点を取るための「型(テンプレート)」
この構成に沿って、以下の「型」を暗記して当てはめるだけで、要約文が完成します。
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【1文目】 第1段落の最後の文を引用
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ただし、"some people" などの代名詞は、具体的な名詞(例:"some young people")に修正する必要があります。
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【2文目】 メリットの要約
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(メインテーマの動名詞) has benefits such as (メリット1) and (メリット2).
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【3・4文目】 デメリットの要約
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On the other hand, there are also disadvantages to (メインテーマの動名詞). For example, (デメリット1) and (デメリット2).
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基本の型2:
- 1文目:第1段落の最後の文を書く(代名詞は具体的な単語に直す)
- 2文目:メインテーマ + has/have advantages such as + メリット1 and メリット2
- 3文目:同様に、メインテーマ + has/have disadvantages such as + デメリット1 and デメリット2
- 4文目:However, メインテーマ + デメリット1 and デメリット2
ポイント: メリット・デメリットは、本文からキーワードを抜き出し、シンプルにまとめるだけで十分です。難しく考えすぎず、型に沿って書き進めることが重要です。
2. 意見論述問題の攻略法 (80〜100語)
与えられたテーマに対し、自分の意見と2つの理由を記述します。これも「型」と「発想法」で攻略できます。
理由の考え方:6つの視点
理由が思いつかない時は、以下の6つの視点からテーマを分析すると、アイデアが出やすくなります。
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安全性 (Safety)
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便利さ (Convenience)
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学び (Learning)
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健康 (Health)
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環境 (Environment)
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コスト (Cost)
ポイント: 理由は、後の補足文を書きやすくするため、なるべくシンプルなものを選びましょう。
高得点を取るための「型(テンプレート)」
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【導入】 思考停止で書ける定型文
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It is said that (問題文の主張). I agree with this opinion. I have two reasons.
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これだけで約20〜30語を稼げ、スムーズに書き始められます。
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【本文】 理由と補足(2セット)
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理由:
First, (シンプルな理由1).
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補足: 理由の具体例や説明を
This is because...
やFor example...
を使って記述します。 -
これをもう1セット (
Second, ...
) 繰り返します。
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【結論】 導入の繰り返しでOK
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For these reasons, I believe that (問題文の主張).
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パラフレーズ(言い換え)ができれば理想ですが、減点を恐れずに同じ表現を使っても合格点は十分に狙えます。
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文字数が足りない時の裏技
補足文の後に以下の表現を付け加えることで、自然に文字数を増やすことができます。
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and by doing so, ...
(そうすることで、〜) -
as a result, ...
(その結果、〜)
結論:合格への道
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本動画で紹介した攻略法は、あくまで高得点を取るための「きっかけ」です。
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最も重要なのは、実際に多くの問題に触れて、自分の手で書く練習を積むことです。
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練習を重ねることで、様々なテーマで使える「理由のネタ」が蓄積され、本番で冷静に対応できる力が身につきます。諦めずに取り組めば、必ず合格への道は開かれます。
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【有料級】英検R2級二次試験(面接)の裏ワザ・答え方のコツを徹底解説
https://www.youtube.com/watch?v=KKOVN8dYMug
面接の基本構成と目標
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構成: ①音読 (5点)、②質問1 (5点)、③質問2 (10点)、④質問3 (5点)、⑤質問4 (5点)、⑥アティチュード(態度点) (3点) の計33点満点。
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合格目標: 約7割の23点。音読と質問1・2で点数を稼ぎ、質問3・4で3点以上を狙うのが理想的な戦略です。
【最重要】5つの裏技
1. 音読:区切り方と警戒必須単語を知る
文の区切り方
以下の3つのポイントで区切る:
- and, by doing soの前
- Under the resultの後
- 接続詞(before, after等)の前
- 関係代名詞(which, that等)の前
警戒必須単語TOP20(読み間違いやすい単語)
- companies(カンパニーズ)- 最頻出
- carries(キャリーズ)
- helps(ヘルプス)
- tries(トライズ)
- rises(ライジズ)
- prices(プライシズ)
- choices(チョイシズ)
- tours(ツアーズ)
- services(サービシズ)
- various(ベアリアス)
2. 質問1(パッセージ問題):指示語 such
these
の中身が最重要
この設問はパターンが決まっており、満点が狙える最重要パートです。
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答えの探し方: パッセージ中の
by doing so
,in this way
,as a result
といったキーワードを探し、その直前の文に注目します。そこが答えの核となります。 -
答えの作り方:
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How
で聞かれたらBy ~ing...
、Why
で聞かれたらBecause...
で文を始める。 -
【最重要】 答えの文に含まれる
such people
やthese cards
といった指示語が具体的に何を指しているのかを、さらにその前の文から探し出し、具体的な言葉に置き換えて答えます。
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この指示語の置き換えができるかで、3点か5点(満点)かの差が生まれます。
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3ステップで解答
- 答えの場所を特定:and, by doing so, in this, under the resultの直前をチェック
- 質問に応じて答え方を決める:
- How:動詞にingをつけて「By ○○ing」
- Why:「Because」をつける
- 指示語を具体的な言葉に置き換える:前の文から具体的な内容を探して代入
3. 質問2(3コマ漫画の描写):物語は無視し、人の行動を4つ言うだけ
ストーリーを考える必要は全くありません。各コマの人物の行動を描写することに徹します。
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解答の型:
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1コマ目: 問題カードに書かれた導入文と、登場人物の吹き出しのセリフをそのまま読みます。
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2コマ目・3コマ目:
One minute later
などの接続詞を読んだ後、それぞれのコマについて登場人物の行動を2文で説明します。(例:He was ~ing.
She was ~ing.
)
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心の声の吹き出しは
He was thinking that...
、セリフの吹き出しはShe told him to...
(She said to him " ")のように表現します。描写のパターン
- 行動・様子:過去進行形「He was ○○ing」
- 心の声:「He was thinking ○○」
- 発言:「He told her ○○」
よく出る行動表現
- introducing:人を紹介している
- wrapping:プレゼントを包んでいる
- having trouble:トラブルに遭っている
- throwing ○○ away:○○を捨てている
- hanging clothes:洗濯物を干している
- preparing for ○○:○○の準備をしている
- planting:花や木を植えている
- watering:水をやる
- serving ○○ to ○○:○○に○○を提供している
4. 質問3(社会問題への意見):理由の引き出しを広く持つ
自分の意見(I agree.
/ I disagree.
)を述べた後、理由を3文以上で答えることを目指します。
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理由の考え方:
-
便利な型:
It is 形容詞 for (人) to do.
や... makes (人) 形容詞.
といった型を使うと、簡単な理由でも体裁が整います。 -
6つの観点: 「安全性、便利さ、学び、健康、環境、コスト」のいずれかの観点から理由を考えると、アイデアが出やすくなります。
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切り札: どうしても理由が思いつかない時のために、「SDGs」に関連付けた意見を一つ準備しておくと汎用性が高く役立ちます。「It's important for SDGs」
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5. 質問4(個人的な意見):出題傾向を把握し、応用する
質問3の応用です。Yes/Noで答えた後に理由を述べます。
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頻出テーマに慣れる: 過去問に多く触れ、出題されやすいテーマ(社会、テクノロジー、環境など)に慣れておくことが、質問の聞き取りと内容理解に繋がります。
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汎用フレーズ: 以下の表現は様々な場面で使えます。
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It is becoming necessary / common for people to...
(~することが必要に/一般的になってきている) -
It will be useful in the future.
(将来役立つだろう)問題パターン(5分類)
- 社会・文化
- テクノロジー・デジタル
- 教育関係
- 健康・生活
- 環境
汎用フレーズ(約8割をカバー)
- 「It's becoming common」(一般的になってきている)
- 「It's useful for young people」(若者にとって有用)
- 「It's important for the future」(将来にとって重要)
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面接のよくある質問
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アティチュード(態度点)とは? 入退室のマナーではなく、はきはきと答えたり、アイコンタクトを取ったりするなど、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢が評価されます。無言になったり、聞き取れないふりをするのは減点対象です。
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質問の聞き返しは? 各質問につき1回までなら減点されません。2回聞くと減点、3回目は次の質問に進んでしまいます。
- 服装:どちらでもOK、入社試験ではない
- 挨拶:Hello、Good morningどちらでもOK
- アティチュード:コミュニケーション姿勢、相槌、反応
- 聞き直し:各問題につき1回まで、同じ問題で2回は減点
- 考える時間:10秒程度、それ以上は答えを促される
- 目線:3・4問目は面接官を見て答える
この要約の内容を理解し、特に得点源となる質問1の指示語探しを中心に練習を重ねることが、合格への近道となります。
重要なポイント
- 1問目の指示語対策が最重要:落ちる人の多くはここでつまずく
- できるだけ3文以上で答える:たくさん答えた方が点数になりやすい
- ストーリーにこだわらない:2問目は人の動作を順番に言うだけ
- 過去問で慣れる:似たパターンが多いため、キーワードで推測可能
- 実践練習が必須:知識だけでなく実際に声に出して練習す