会議は、リアルな会議にオンラインで参加するより、全員、オンラインのほうがやりやすい。また、そのほうが、それぞれ対等な感じが強い。ただ、どうしても、細かな表情や態度の違いなどは読みにくい。それでも、資料を見ながらの会議なら、ほぼオンラインで代替できるように感じる。一方、それだと会議だけで顔を合わすことになってしまうので、別途、飲み会じゃなくてもいいと思うが、気軽な話をできる場を時々は持てると良いと思う。
これがオンラインでの授業となると、また少し様子が変わってくる。私は、個別指導しかしていないが、やはり隣に座って教えるのと比べて、どうしても細かな情報が伝わってこない。特に、教えているとき。隣でいると、息づかいや微妙な動きで、内容が伝わっているかどうかがわかるのだけど、オンラインではこれがない。一方的に話している気分になってしまう。だから、時々、話しかけて、会話をするようにしている。別に雑談で良い。それによって、なんとなく生徒の雰囲気が伝わってくる。あとは、なるべく双方向でやりとりできる語句の確認などがオンライン授業には適しているように思う。
こうしてオンライン授業をやっていると学校や塾の先生のように複数の生徒に同時に教えるのは難しいだろうなと思う。ただ、学校で行っていた授業を、そのままオンラインで行うのではなく、もっと色々な工夫はできるんじゃないだろうか。オンラインでやれることを、もう一度、見直してみる必要がある。
究極の形、オンライン授業が発展すれば、「学校はいらないもの?」というのが出てくるが、子供たちの成長の場としてリアルな場所も必要だと思う。ただ、毎日、きっちり学校に行くようなシステムでなくても良いように思う。リアルでしかできないことというのが、一方には、あるんじゃないだろうか。そんな新しい学校像を、この機会に作ってもらいたい。政治家や文部科学省の方々に、ぜひともお願いしたい。