うちの夫婦がうまくいっている要因のひとつに、役割分担がはっきりしている事があります。役割分担といっても何か話し合って決めたというわけではなく、お互いの得意不得意を理解して、自然と決まって行った感じです。
もっと言うと、お互い不得意な部分のそのダメっぷりが尋常じゃないほど酷く、相手としては「相手には任せられず自分でやるしかない」となって行ったのだと思います。
私はとにかくモノを探すのが苦手、何かあるとすぐ妻に頼みます。モノを作ったり組み立てたりするのもからっきしダメです。
(これに関連して面白い話がありますが、これは後日書きます)
一方、どこに出かけて何をするかを考えるのは大好きで、旅行の手配はこれまですべて私がやっていました。レイコちゃんはスーツケースのパッキングが天才的に上手いので、旅行の際の役割はパッキングだけで、あとは私の背中を見てついてくるだけでした。
今回レイコちゃんは、自分のお母さんとの旅行を考えました。行き先は、お母さんが60年くらい前に新婚旅行で行った熱海を考えたようです。
お母さんは元気ですが、80代半ばという年齢を考えると早く行くに越したことはありません。
これまでやった事がない旅行の手配ですが、私からネットでパッケージ旅行を探す方法を指南して、7月下旬の平日一泊二日の手配をなんとか終えました。(レイコちゃん大変そうでしたが)
レイコちゃんは地理のリテラシーが低く、電車の乗り換えも不得意です。行程は自宅から東京駅まで行って、水戸から来るお母さんと待ち合わせて踊り子号に乗り換えです。お母さんに踊り子のチケットを渡す必要もあり、何番線から乗ればいいのかなど不安そうだったので、私が東京駅まで見送りする事にしました。(地理リテラシーで面白い話がありますが、これも後日ご紹介します)
旅行に行く前日、レイコちゃんは初日熱海に着いて食べるランチをどこで食べるか調べていましたが、「ここなんてどうかな?」とネットで出てきた画面を私に示します。金目鯛専門店です。私は金目鯛の煮付けが大好きなのですが、それを知ったうえでのフリでした。そして私は金目鯛に釣られて、泊まりはしないものの熱海まで行く事になりました。金目鯛は本当は釣りたいのですが、私が釣られちゃいました。
サフィール踊り子号の出発時間は11時でしたが、10時過ぎにお母さんと待ち合わせ、私は二人に乗り場を教えて10:27発の東海道線熱海行きで向かいました。すると私の方が5分ほど先に熱海に着いて二人を出迎える事ができました。
※サフィール踊り子の車内はすごく豪華だったようです。
駅を出て商店街に向かい、目指すは金目鯛専門店「とくぞう」さん。
金目鯛、美味しくいただきました。
そして駅に戻り、観光案内所で熱海の地図とバスの路線図をもらい、悠々バス1日乗り放題チケットの購入方法も教わりました。
これで私の役目は終了、ホテルに行くタクシー乗り場で二人を見送り、私は帰京しました。
因みに今回泊まったのは老舗旅館の「あたみ石亭」さん。食事をはじめサービスが素晴らしく大満足だったようです。
私が帰った翌日、予期せぬ事態が発生します。カムチャッカ半島大地震による津波騒ぎです。地震発生が午前8時25分なので、ちょうどこれから観光をしようという時間です。かつ、津波注意報が警報に変わったので、熱海市内のバスは運休になってしまいました。昨日、今日のバス1日券買っちゃったのに.....。
レイコちゃん、とりあえずMOA美術館にタクシーで行く事にしました。
MOA美術館、なかなか素晴らしいところだったようです。
午後になったら津波騒ぎも収まるかと思いきや、電車の運休が長引くという情報が...。これはマズイと考えたレイコちゃん、タクシーで熱海駅まで行き、駅員さんに相談します。
どうも踊り子は今日はすべて運休となり、東海道線も運休中、新幹線は動いているという事でした。在来線は海沿いを走っているからそういう事なのでしょう。(おわかりと思いますがこれは私の感想です。レイコちゃんは在来線と新幹線の走っている場所の違いはわからないので)
結局午後1時過ぎの新幹線の自由席で帰って来れました。
レイコちゃん、やればできるじゃん!
というお話でした。






