5/4に瑞浪・土岐市の国指定天然記念物のヒトツバタゴを訪ねました。2018年以来、2度目の訪問です。

 
【釜戸のヒトツバタゴ自生地】
釜戸駅から西に徒歩34分です。神明神社の社叢に3本の成木が自生しています。
丁度見頃を迎えていて、晴天のため2018年よりも綺麗に撮れました!午前順光です。
根元には池があり、湧水が湧いているのか、底から泡が立っています。
2本目のヒトツバタゴはアラカシやスギの陰になって、若干元気がないように見えます。
3本目の自生個体は白狐温泉今井屋旅館の隣に生えている個体でしょうか?周囲には植栽されたヒトツバタゴもあり、自生と植栽の区別がつき難いです。
また、釜戸駅と自生地の間の道路沿いの薮の中にもヒトツバタゴが1本ありました。植栽とは考えにくい場所なので、もしかしたら自生かもしれません。モウソウチク・アカメガシワ・クリ・ニセアカシア・アラカシ・ヌルデ?なども生えています。
 
【白山神社のハナノキおよびヒトツバタゴ】
土岐市駅から北東へ徒歩20分てす。ヒトツバタゴは土岐市の木にもなっています。白山神社のヒトツバタゴは樹高12~15mで、樹齢100年以上と推定される個体の他、実生更新した複数の個体も群生しているそうです。
境内で最も大きいヒトツバタゴ。このアングルだと午前順光で、昼だと若干陰ができてしまいました。釜戸も午前順光なので、どちかを先に訪問するか悩みました。
大木の北側には若いヒトツバタゴが幾つか生えています。
かつては樹高約12m・目通幹囲4.2m・根元周囲7.15m・樹齢1000年のハナノキが自生していましたが、2007年に枯死しました。現在あるハナノキはかつてのハナノキのクローン個体で、2022年3月に植栽されたものです。このハナノキは雄株と考えられているそうです。
ヒトツバタゴとハナノキが共生する珍しい光景。
説明板が新しくなっていました。
境内には他に、アベマキ・アラカシ・ツクバネガシなどがあります。ツクバネガシは東海丘陵では多く見られます。土壌が浅い環境でも生育できるのでしょう。
 
天気が良く、新緑も相まって気持ちの良い旅でした!
 
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