5/27(土)に三頭山に行きました。今回は森林館→鞘口峠→三頭山→三頭大滝分岐→森林館と、都民の森を周回しました。
森林館手前にあるトチノキの巨樹。幹周り6.7mあり、都民の森で一番の巨樹です。
クリの樹皮。鞘口峠~見晴小屋辺りは、クリの大木が多いです。クリは攪乱地に生えてくる陽樹です。クリが多いということは、山頂周囲のブナ林よりも林齢は若いのでしょう。
クリの巨樹。生長は早いですが、寿命も長いため巨樹になります。
見晴小屋を過ぎたところのブナ。山頂が近づくにつれ、ブナの優占度が高くなっていきます。
足元を見るとイヌブナの実生が!
昨秋、東京で4年ぶりにイヌブナが結実しましたが、御岳山・高尾山で私が探した限りではシイナばかりでした。しかし、少数ながらも健全種子があったようです。
2019年春に比べると実生の数は少なかったです。2022年のイヌブナは並作程度でしょうか。
さらに驚いたのは、ブナの実生も見られたことです!
2020年は東京のブナが豊作でしたが、2022年も並作程度には結実していたようです。つまり、2022年はブナ・イヌブナの結実周期が一致したことになります!2021年に発芽した3年目のブナも少数残っていました。
イヌブナも後継樹は少なく、多くはシカに食べられているのかもしれません。
三頭山は何回も来ていますが、数年に一度しか見られないブナ・イヌブナの実生が見られて、思わぬ発見がありました!
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