あきる野市にウラジロガシの巨樹があることを知ったので行ってみました。
場所は、あきる野市深沢492です。バスが通っておらず、武蔵五日市駅から歩くと約50分かかります。
深沢小さな美術館の手前に、案内標識がありました。都内最大のウラジロガシのようです。
スギ・ヒノキ人工林の中を少し歩くと、石灰岩の上にウラジロガシの巨樹が現れました!樹齢300年以上とのことです。
ウラジロガシは痩せ尾根にも出現するので、土壌が薄い場所でも生育できるようです。
東京では禁伐地である高尾山を除くと、あまり見られないです。あきる野市にウラジロガシの巨樹があったのは意外でした!
葉はシラカシに似ていますが、幹はシラカシのように真っ直ぐには伸びません。
下層植生から考えると人工林化する前は、低木層にアオキ・ヤツデ、亜高木層にヤブツバキ・ヒサカキ・シロダモ・ヒイラギ・イヌガヤ、高木層にシラカシ・アラカシ・ウラジロガシ・タブノキ・カヤなどが混生する照葉樹林だったと思われます。
この辺りでは、相模原市に日本最大のウラジロガシである「城山のウラジロガシ」がありますが、フェンスに囲まれていて近寄れないため、山抱きの大カシの方が観察には良いと思いました。