昨日は自宅近くのどんぐりの様子を見に行きました。
個体にもよりますが、クヌギのどんぐりが結構落ちていました。これから10月中旬頃まで落ち続けるでしょう。
綺麗な球形で、直径3cmもある大粒のどんぐりでした。東京ではどこにでもある木ですが、綺麗などんぐりが落ちているとやはり拾いたくなりますね。
クヌギの大木です。幹は真っ直ぐに伸び、樹高20m以上ありそうです。
現代では薪炭材として利用されなくなったため、雑木林のクヌギやコナラは大径木化してきています。
さて、今回は私がやっている、どんぐりの撮影方法を紹介します。
落ちたばかりのどんぐりは、艶のある褐色でとても綺麗で、私はこの色艶がとても好きなのです。しかし、どんぐりは時間の経過とともに退色し、終いには味気ない木の実になってしまいます。そこで、私は拾ったどんぐりを艶のあるうちに撮影するようにしています。
撮影方法を見出だすのには、色々と試行錯誤しました。どんぐりの写真を撮るようになった2014年頃は、拾ったどんぐりを地面に置いて撮影していました。
しかし、もっと綺麗に撮れる方法はないかと私は思いました。
どんぐりをスキャナーでスキャンして画像化している方もいるようですが、私には上手くいきませんでした。そこで、私が考案したのが以下の方法です。
①拾ってきたどんぐりを水で洗い、泥などの汚れを落とす。その後、どんぐりについた水を乾かす。
②机の上に、白い紙を置く。
③白い紙の上に、どんぐりを置く。
④部屋の照明を最大限に明るくする。
⑤デスクライトの照明を最大限に明るくする。
⑥デシカメの露出補正で、明るさを調節する。
⑦デジカメのマクロモードで、ズームしてどんぐりを撮影する。
⑦撮影した写真を見て、まだ暗い場合はデシカメの明るさ編集で更に明るくする。
今のところ、これが私にとっての最善策です。
どんぐりを煮沸処理して、標本保存する方もいらっしゃると思いますが、どんぐりを撮影するのは煮沸前にした方が良いです。煮沸すると、どんぐりの表面にアクが付着してしまうためです。
また、最近は葉を採集してスキャナーでスキャンした後にトリミングし、画像保存するようにもなりました。
常緑樹の葉は一年中綺麗な葉が採集できるかと思います。
落葉樹の葉は採集時期が5~11月頃に限定されます。しかし、夏以降になると虫食いや汚れた葉が多くなるので、夏以前(5~7月)に採集するのが良いと思います。
クヌギの葉です。私は表・裏の2枚の葉を並べてスキャンしています。
コナラの葉です。コナラは色々な形や大きさの葉がありますが、これは典型的なタイプの葉です。
しかし、1つ問題なのはカシワやナラガシワのような巨大な葉は、表・裏の2枚の葉を並べると自宅のスキャナーに収まりません。
カシワやナラガシワの葉を表・裏並べてスキャンするには、コンビニのコピー機などが必要になりそうです。
どんぐりの写真を撮って保存すれば、シーズン外でも艶のあるどんぐりを写真で見られますし、思い出として残すこともできるので良いです。