埼玉県鴻巣市の3箇所のヒトツバタゴを見に行きました。
①鴻神社
3本のヒトツバタゴがあり、うち1本は花付きが非常に良いです。同神社には、「なんじゃもんじゃ稲荷」もあります。神社隣の民家にもヒトツバタゴが1本ありました。
②勝願寺
枝が横広がりで、立派なヒトツバタゴが1本あります。花付きが良く、満開で見事でした。
ほんのりと香りが漂いますが、キンモクセイのような良い香りというわけではありません。
反対側からの姿です。
「明治神宮外苑」と書かれた立札がありましたが、この木も明治神宮外苑から分けたものなのでしょうか?
勝願寺には猫が沢山います。尚、カシワも1本あり、丸っこいどんぐりが落ちていました。
③原馬室
ここは今回が初めての訪問です。最初は場所がよくわかりませんでしたが、愛宕神社の前にありました。
この木も横広がりで、花付きが良いです。巨大なカリフラワーのようです。ここにも「明治神宮外苑」と書かれた立札がありました。
北本駅へ行こうと東へ歩いたとき、馬室たんぽぽ翔裕園にもヒトツバタゴが1本ありました。隣接する民家にも1本ありました。
また、なのはな通り沿いの民家に大きなヒトツバタゴが1本ありました。樹高12mくらいです。
さらに、なのはな通り沿いの民家にもう1本ありました。何れも明治神宮外苑から分けられたのでしょうか?あまりのヒトツバタゴの多さに、昨年岐阜と愛知に行った時のことを思い出しました。
帰りに、大宮の盆栽まつりに立ち寄ったところ、「ナンジャモンジャ チャイナスノー」と手書きで書かれた苗が売られていました。お店の人に尋ねてみたところ、アメリカヒトツバタゴの枝変わり品種で、矮性で花付きが良く、花もヒトツバタゴとは少し違うとのことです。しかし、印刷されたラベルには「ナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)」と書かれていました。ヒトツバタゴはある程度大きくならないと花が咲かない為、アメリカヒトツバタゴで代用しているのかもしれません。このような紛い物が流通することはよくある話ですが、アメリカヒトツバタゴならそう表記してほしいものです。
実生3~5年の富士ブナも売られていました。ブナの実の豊凶は、業者の方達も苦悩しているようで、種子が数年に一度しか手に入らないそうです。また、盆栽用のブナは大木感を出すために葉が小さい個体の方が好まれるそうで、折角発芽しても葉の大きい個体は売れず、処分するしかないそうです。お店の人は「商売の世界だから仕方ないね…」と仰っていました。中々シビアなのですね…。
昨日は端午の節句だったため、柏餅を食べました。
今年のゴールデンウイーク、「ナラガシワの柏餅を探す」というのが目標でしたが、結局見つけることはできませんでした。東海地方以西ではナラガシワやサルトリイバラを柏餅の葉の代用とすると聞きますが、現代では中国産の柏葉が流通しているらしいので、市販のものは全てカシワの葉なのでしょうか?
サルトリイバラの葉で包んだ餅も、「柏餅」と呼ぶのでしょうか?西日本の柏餅事情、大変気になります。